『イジワルな彼〜揺れる思い〜』-2
タクシーに乗り込むと穂香は、一気に睡魔に襲われる。
「おい、寝んな!住所言えって!」
「じゅーしょ?お気遣いなく‥」
「何言ってんだよ!?」
運転手が苛ついている。
“ったく、どーなっても知らねぇぞ!?”
仕方なく、ヒロは自宅の住所を伝える。*********ペチペチ!!
“あーイイ匂い。どっかで嗅いだ事がー”
「…ぉぃ!小山!起きろ!!」
“そだ、嶋田さん香水の匂いー”
タクシーを降り、穂香を見ると、まだウトウトしている。
「歩けるか?」
ヒロが問うと、首を振る。
「しょーがねぇなぁ。」
背中に穂香を乗せると…柔らかいものが当たる。
「‥マジふざけんな〜(意外とデカイな)」
やっとの思いで、穂香をベッドに寝かせ、ヒロは穂香のブラ微妙に透けてる事を思い出す。
“ピンクの花柄。”「あーもう!無防備すぎだっつーの。襲っちゃうよ?」
…すぅすぅ‥
ヒロが寝室を出ようと立ち上がった時ー「行か‥ないで、ヒロ‥」
“…お、俺!?どんな夢見てんだよ。あぁ、今夜寝れるかな。俺…”
*続く*