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FirstContact〜ファーストコンタクト〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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FirstContact〜ファーストコンタクト〜-1

むせかえる程暑い車内に
押し込められ、
俺の一日が始まる。
毎日毎日くそ暑い電車に
約一時間も乗りっぱなしなんて…。
面倒臭い。
けど行かなきゃ…。
何か此処で暇潰しでも出来ればな。
携帯形ゲーム機も持てない程、ぎゅうぎゅう詰めだしな。
大きく溜め息を一つ吐き、見慣れた景色を眺める事にした。

ぼーっとしながらまた車内に目をやると、
見慣れぬ美人が一人…。
色白な肌、ハッキリとした目鼻立ち、長い黒髪、キチンと整えられらた黒のスーツ。
思わず見とれてしまう程の美人だ。
そして俺の好みのタイプど真ん中…!
このくそ暑い車内で凛と背筋を伸ばし、
キリリと前を向いて立っている彼女に、
邪な考えが芽生えるのは俺だけではない筈だ。
俺は大体毎日同じ時間、同じ車両に乗る。
しかし彼女には一度も出会っていない…。
つまり今日だけ…!?
それなら勿体無い!
いや、引っ越してきたばかり?
今日からこの電車を使うのか?
それなら今じゃなくとも毎日会える…?

くそっ…!
色んな邪念が浮かぶ。
辺りを見回してみると、彼女をチラチラ見ているオヤジ共が沢山居る。
こいつらに手を出されるなんて堪ったもんじゃない。彼女に触れていいのは俺だけだ!
邪念が次第に大きくなり、意を決して次のカーブを待つことにした。
其処で彼女の背後に回り込むのだ!
次のカーブを越えれば暫くはこちら側のドアは開かない。

ガタン、と車体が大きく斜めに揺れた。
俺はバランスを崩す振りをし、上手く彼女の背後に回り込むことに成功した。
ガッツポーズを出したいのを必死に押さえ、ゆっくり彼女を観察してみる。
近付くとほのかにいい臭いが鼻をかすめる。

――我慢出来ない。

俺は前者に考えを決めつけ、そっと掌を臀部に近付けた。
が、まだ触れていない。
意外に俺って気が弱い。
速くなる動機に意識が持っていかれそうだ。

その時また車体が揺れ、不意に差し出したままの掌が彼女の臀部を捕えた。
心の中でラッキー!と叫んだ。

張りがあって柔らかい。
実感がひしひしと沸いてきて、指先に力を込めた。
ゆっくりと揉みながらふと彼女の表情が気になった。引きつっているか?
そう思いながら彼女の顔を覗いてみる。
不自然な格好になったが、俺が!と印象付けてやりたかった。
覗いた彼女の表情は先程と変わらず、凛と前を向いて立っている。
眉一つ動かさず、微動だにしなかった。
その表情に驚いて一瞬手を放す所だった。
直ぐさま俺は元の位置に戻った。
何て女だ…!
痴漢されてるってのに、眉一つ動かさないなんて…。考えられない!
しかしまた俺に邪念が浮かぶ。
何処までしたらそのポーカーフェイスが歪むのか。
…試してやろう…。


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