doll W-6
「ひっ。ひっ。イッチャう。これがいい。気持ちいいの。ああ。駄目っ。ああ。イクう。はあああっ。」
智花の身体は硬直したかと思うと再び崩れていった。
膣口と、肛門で締め付けられた二人の指も未だ断続的に吹く智花の潮で汚れていた。
汗と愛液の匂いでいっぱいのこの空間さえも心地よい。今は倦怠感のともなう身体をただ横にして重なる暖かさを感じるだけだった。
「裕奈。喉乾いちゃった冷たいもの買ってきて。湊、次は足のマッサージをお願い。」
正気を取り戻した智花はしばらく機嫌は悪いまんまだった。裕奈と湊はなんとか智花の気をひこうとした結果がこれだ。
「智花、もうそろそろいいでしょ?いい加減許して。」
へとへとに疲れ果てた湊も懇願するがしばらくは無駄だろう。
「裕奈もさ。湊もさ。あたしをだましてまでいい思いしたんだから、これくらいの報いは当然だよね?じゃあ、ずっとこうしててもらおうかな」
いつもは純真で優しい智花はどこかにいってしまったようで、小悪魔のような笑みを浮かべていた。
夜は深まっていく。少女とも大人ともいえない彼女達の微妙な思い。それが交錯したり、屈折したり。それでも本当に信じたいと思うことは時間が経つほど心の中で大きくなっていく。
「そう、どんなにめちゃくちゃなことだとしてもあたしは智花の事が好き」
湊への誓いと智花への想い。智花が来てから一週間。いよいよ智花のかえる日が近づいてきたのだった。