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[可愛い彼]
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『イジワルな彼〜出会い〜』-2

[おい。]
ビクゥ!!!
振り返るとーー佐々木さんではなく、嶋田ヒロが立っていた。
[えっ…なんでぇ?][お前何してんだよ!]
[な‥何ってこれから打ち合わせに…]
[ぶぁーか!何でホテルのラウンジで打ち合わせなんかすんだよ!!だからお前は馬鹿なんだよ!]
[……だって、ドラマの仕事くれるっていうし、それに私、嶋田さんにマネージャーって認めて貰いたくて、、それで…。あの…。]
ヤバイ、泣きそう。そこに佐々木が現れた。
[あっれー!小山チャン、この人誰ぇ?もしかして彼氏?]
ーえっ?ー
[ダメじゃん、彼氏なんか連れてきちゃったら!これだから素人は嫌なんだよ、仕事欲しくない訳?]
“この人、何言ってるの?嶋田さんの潜在写真見せてるのに…。何でタレント(本人)って気付かないの…?”
[おい、帰るぞ!]
[‥えっ!?あっ!?すみません!失礼します!]
ー帰り道。
後ろ姿からだから分からないけど、嶋田さん怒ってる…?一言も話さないし。
“で、でも助けに‥来てくれたんだよね…?何か言わなきゃー!”
[ーアンタさぁ、俺が行かなかったら、どうするつもりだったの?]
[そ、それは…。]
[〜色仕掛けしてまで仕事取ろうとすんなよ。そんな事されたって、ちっとも嬉しくねーよ!]
[い、色仕掛けなんて…私は!]
[……]
[‥私、この前嶋田さんに言われた事、結構当たってて。悔しくって、だから見返したくて…。でも、全然仕事取れないし、時間ばかり経っちゃって…あっ、あの‥偉そうな事言って本当、すみませんでした…]
ーー涙が出た。
“私、口ばっかりで何も出来なかった…。”
[‥社長に言って担当変えて貰います。本当すみませんでした。]
[‥もーいいよ。俺もこの前、言い過ぎたし…社長がアンタが必死で仕事探してくれてるって聞いて‥。]
[!!]
[社長もアンタの事認めてんじゃねーの?…俺もだけど]
[えっ…?]
ボソッと言ったからよく聞こえなかったけど、少しは認めて貰えたって事だよね…?だって嶋田さん、耳、真っ赤だし。“やだ、超嬉しい”[‥ッありがとうございます!これからよろしくお願いします!!]
ーニコッー
[‥うっす]
『ーードキッ!!』“な、何?今の!!超カワイイんですけど!!!その笑顔反則だよぉ〜〜〜”
*続く*


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