ココロもカラダも 3-3
「ぁあンっ!ぁっぁっ…激しっ…よぉっ」
「うっ…締めんなっ」
「ゃっ…無理ぃっ…もっ…ハァんっ」
「…俺も」
更に動きが激しくなり、昇りつめていく。
-ぐちゅっ、にちっ-
-パン、パン-
「ぁあっ!!!」
「うっ…」
最奥を突かれイッた後、中でドクドクと脈打つ神崎を感じていた。
制服を整え、時計に目をやると昼休みになっていた。教室に行こうと立ち上がる。
「じゃ、失礼します」
「待てよ。お前さぁ、ヤってる時と普段の時の温度差ありすぎ」
「だから?男なんてみんなヤれば満足でしょ?安心して。このことバラす気ないし、あたしも援交がバレると面倒だから」
「さみしー女。ま、金欲しさに援交してる訳じゃなさそーだし、溜まってんならいつでも相手するぜ」
「考えとくわ」
顔も見ず、準備室を後にした。
ドアが閉まった後、
「ふ〜ん、おもしろくなりそうだな」
と神崎が呟いたのを私は知らない。
神崎も私の上を通り過ぎていった男達と同じ。秘密を共有する上で行為に及んだだけだろう。
諦めと期待と安心と不安が入り交じったため息をひとつすると教室へ歩きだした。