ピュアorビター*side 藍*-1
初恋。。一生に1度の恋。自分も傷つきながら、確かに人を傷つけた。忘れられない恋。
2年前―――。あたしは部活の先輩に恋をした。最初は憧れ。その先輩には先輩と同い年のめっちゃかゎぃぃ彼女もいたし、絶対叶わなぃ恋だと思ってた。でも、好きって気持ちはおっきくなるばっかり。勇気、だしてみよぅ。
「……わ、渉先輩ッッ!!」
「おぉ西山、おつかれ。どーした?」
「あ、あのッッ、もし迷惑じゃなかったら、アドレス教えてもらぇませんか……??」
すごく緊張してた。口が渇いて、声も裏返ってたかもしれなぃ。意識しなぃよぅにしていても、渉先輩と話してるんだって実感がじわじわ湧いてくる。。お願い先輩、早く何かゆって……!!
「いぃょ。」
「……………!!」
「……西山??」
「あ、あの……ありがとぅござぃます!!」
こうしてあたしは、あの渉先輩とメールするよぅになったんだ。
*****
紹介遅れました。あたし、西山 藍(にしやま あい)っていぃます☆高校生1年生です!
そして、この憧れで大好きな先輩が、藤堂 渉(とうどう わたる)先輩。わたる先輩の彼女さんが、高橋 梨花(たかはし りんか)先輩。ほんっっとにかゎぃくて、性格もよくて、いぃ人。
*****
でも、やっぱりたかがメール。渉先輩に彼女がいることには変わりなぃ。見てて正直……泣きそぅになる。。
「梨花ー。帰ろ☆」
渉先輩の声。渉先輩は梨花先輩にベタ惚れ。
「待ってょわたるー。あたしまだ道具片づけてなぃから..先、行ってて……??」
「え、やだやだ!!ここで待ってるから……ね??」
「……ありがと渉/////」
んもー..聞いてるこっちが恥ずかしくなる。。あたしが渉先輩と同じ部活でも、渉先輩が違う部活の梨花先輩を待つから、話すチャンスはほぼゼロ。……あーぁ。。やばぃ、もぉだめ。涙……………でる―――。
「西山!?どーした!?」
「……渉先輩??」
「泣いたりして……なんかあったのか??」
「いぇ、なんでもなぃんです!!渉先輩、こんなとこ梨花先輩に見られちゃったら誤解されちゃぃます。あたし、大丈夫なんで……」
「だぁいじょーぶだって。俺と梨花はそんなやわな仲じゃねーょ(笑)」
あぁもぅだめ。。
「西山??」
「あ、あたしッッ、渉先輩の……ッッ、わ、わたる先輩の……ッッ」
「俺の……なに??」
「渉先輩のこと、好きなんです!!」
「え………」
「もちろん、梨花先輩がいることは知ってます。でももぅ我慢できなくてッッ。どーしたらいぃのかわかんなくてッッ。」
「西山……。俺、梨花が好きだ。でも西山がそぅ言ってくれるのはうれしぃょ。」
「わたる先輩……あたしッどーしたら……」
「梨花が好きだ。でも、西山のこと、かゎぃぃなって思ってた。」
「え……」
「だから西山が、今から言うこと守れるなら……今以上の関係になりたぃ。」
「渉先輩……」
「まず、学校では今まで通りの、部活の先輩と後輩でいること。会うときはお互いちょっと変装すること。………まぁあとは思いつぃたら足していこぅ。」
「……………。」
「藍、守れるか?」
そんな急に藍なんて!!そんなの……答えは決まってる。。
「…はぃ……!!」
「よし、もぅ梨花来るから。連絡するょ。」
「あ..はぃ。」
これが3ヶ月前のこと。あたしはあれから、渉先輩の浮気相手になってる。学校にいるときは、わたる先輩は梨花先輩しか見えてなぃみたぃだし、休日もデートしてるみたぃだから、あたしが渉先輩と会えるのは、渉先輩が梨花先輩を家まで送ったあと。ほんとにわずかな時間だけど、あたしはそれでも幸せ。
梨花先輩に対する罪悪感はもちろん..ある。人の幸せを壊すなんて最低って思ってる。でも………