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JUNE BRIDE
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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JUNE BRIDE-1

ウエディングベル
悲しみの雨心打ちつけ
止むこともない

ウエディングベル
もう君のこと
みんな忘れたと

自分の胸に
言いきかせてた



窓を打つ霧雨の中
ひとり高速を走る
Car redioから
流れる歌は
悲しいLove song

一度は破り捨てた
招待状拾い集め
二人で温めた思い出を
たどるように
つなぎ合わせる


君だけが決めた別れ
責めるすべさえ
知らすに僕は

あてもなく旅立った
北の街ひとり


若すぎたとそれだけで
すべてが
許されるものならば

悲しいねあんなにも
燃えた二人なのに



ウエディングベル
思い出の中
はしゃぐ君だけ
美しすぎて

ウエディングベル
もう誰ひとり
愛せはしない

最後の恋に
幕を下ろして



教会を見下ろす丘で
静かに車を止めて
Seat沈めたまま
目を閉じる
Chapelの鐘の中

卒業の映画のように
君を連れ去れるのなら
悲しみに濡れたこの運命決して
恨みはしなかったろう


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