婚外恋愛(第三章)-1
初めての経験に戸惑いを隠せない恵子は、不安気な面持ちで呟いていた。
「えっ、何、どうするの…?」
腰下に敷かれた低反発枕はピッタリと恵子の骨盤に密着し、その艶めく臀部を型採るように包み込んでいた。
「こうする事で膣全体が安定し、挿入されたぺ〇スの形状を、より精確に捕える事が出来るんだ」
「気持ちいいって事?」
「そう。恵子も僕も、より深い快感を味わえるんだよ…」
恵子は穏やかに微笑む雅治に安堵し、ゆっくりと閉じた瞼の上を覆う盲目の闇を感じとると、矢継ぎ早に被せられたアイマスクである事を知った。
「お願い、痛くしないで…」
「大丈夫。僕に任せてくれたらいいんだ…」
恵子の両腕は大きく左右に拡げられ、バスローブの腰紐で結わえられた手首がベッドの木枠に繋がれると、あからさまになった両腋に尖らせた舌が這わされ、繋がれた手首に身動きのとれない恵子は、身を捩るように悶えていた。
「やっ、やめてっ!あんっっ…」
やがて両素手に揉みしだかれる乳房は歪にたわみ、滑り廻る舌が突起する乳首を艶めかせると、その指先で捻り上げられた乳首に心地好い痛みを伴わせ、否応なく恵子を感応させた。
「あぁっ!いぃいぃっっ…もっと強く、して…」
暗闇の世界で蠢く感触は更に恵子の脇腹から大腿部の付け根へと降下し、恥丘を浮き沈みさせる恵子の痴態は、何よりその侵入を促していた。
「入れて欲しい?」
雅治の甘い囁きと共に、中指の先端が恵子のア〇ルに充てがわれた。
「う、うん…」
その指先が小刻みな震動を伴い、ア〇ルの入口を押し入るように動き始める。
「何を入れて欲しい?言ってごらんよ…」
ア〇ルに潜った指先が第二関節まで埋められた。
「あぁあぁっっ…嫌っ、や、やめて!〇チ〇チ〇を入れて欲しいの…」
「で、どこに入れて欲しい?」
「い、意地悪。〇マ〇コに入れて、ほしいの…」その瞬間、ア〇ルから引き抜かれた中指が人差し指に交替し、淫らに口開ける肉襞の亀裂へと分け入った。
「はぁあっっ…あっ、あっ、あぁ…っ」
ア〇ルとヴ〇ギ〇の中を代わる代わる抜き挿しを繰り返す二本の指…
次第に恵子の呼吸が荒さを増し、押し寄せる快感に意識が覚醒すると、悶え狂うように喘がせていた。
「ああぁぁっ、ああぁぁっ、ああぁぁ………」
閃光のように走る快感が恵子の理性を失わさせ、怪しげな機械音が耳孔の奥に聞こえ始めると、ヌルッと湿る肉襞の亀裂を分け入った。