きっかけ-1
私見ちゃったんです。
放課後、校舎内の人影がまばらになった頃、私は屋上に行きました。近々屋上から飛び降りようと思って、今日はその下見のつもりでした。
屋上の扉を開くと、男女の声が聞こえました。慌てて扉を閉じようとしましたが、女の人が叫んでいるようだったので、隙間から様子をうかがってみました。
屋上の隅で女の人の背後から男の人が抱きついていました。よく見てみると、女の人は体育の教師(27才、かわいい系で、男子学生に人気があります)、男の人は英語の教師(推定40才、独身、頭のてっぺんが薄くなった、キモい感じ)でした。
女性教師は「いやぁ、やめてください」といいながら、男性教師から逃げていました。でもすぐに捕まってしまいました。
男性教師は女性教師のTシャツを後ろからめくりあげ、ブラジャーを下に下げました。乳房がブルンとあらわになります。男性教師は「エロい身体してるなぁ」と言いながら、指先で乳首をコリコリとしてました。女性教師は必死に逃げようと身体をよじらせて「いやぁぁあん、あぁん、やめてー」と叫んでました。
そのうち男性教師は、女性教師のジャージのズボンの中に手を入れて、股間を一生懸命触っていました。「もう濡れてるじゃねぇか」と男性教師は言うと、股間を触っている手を激しく動かし始めました。「ああぁぁ、ダメです、はぁぁいくいく」と言いながら、女性教師は背中を仰け反った後、ぐったりしていました。
私はその行為を、夢中になって見ていました。もしかしたら口が半開きになっていたかもしれません。
お世辞にもかわいいとは言えない私は、消極的な性格も災いして、高校に入学してからずっと、周囲からいじめられていました。もちろん彼氏なんていません。処女です。
男性教師は女性教師のジャージとパンツを引きずりおろすと、自分のズボンもおろしました。男性教師の股間からは、太くて長くて赤黒いぺ○スがあらわれました。初めて見ましたが、今にもお腹につきそうな硬く勃起したぺ○スを見た瞬間、私のあそこはキュンとして熱くなったのです。それは初めての感覚でした。
男性教師は、自分のぺ○スを2〜3回しごくと、女性教師の膣に後ろから勢いよく挿入しました。そして、リズミカルに腰を動かしました。腰の動きに合わせて、女性教師は「あん、あん」と声をあげていました。
目の前で繰り広げられている行為は、『セックス』というものなのでしょうか。ペ○スを出し入れするたびに、パンパン、クチョクチョ、という音と女性教師の喘ぎ声。知識はありましたが、実際に見るのは初めてでした。
しばらくすると、女性教師は「あぁ気持ちいい、もっと奥を突いて。ぁあん、そう、もっと激しく、もっとーはぁぁはぁーいっちゃうよ」と恍惚の表情を浮かべながらビクッビクッっと身体を震わせていました。男性教師は腰を激しく打ちつけた後、ぺ○スを引き抜き、背中に白い液体をかけていました。
女性教師は、白い液体を放出したばかりの男性教師のぺ○スを、美味しそうに舐めています。最初はあんなに嫌がっていた女性教師が、最後は気持ちいいと絶叫していました。それどころか、あんなにキモい男性教師のぺ○スまで…。一体セックスって…何?そんなに気持ちいいものなのでしょうか。
暗くなった校舎の中を、私は全力疾走で駆け抜けました。あんなに気持ちよさそうな『セックス』を自分も体験したいと思いました。ただ、今の自分では無理です。もっと変わらないければ。
きれいになりたい、きれいになりたい、いや、きれいになってやる。私は変われる、『セックス』をするために。うわごとのように繰り返し唱えました。
私は二度と屋上に行く事はありませんでした。
終