くだらない詩-1
君と寝転んでみた丘の上
すぅっと見上げた空の先
幾千の白が舞っていて
降りてきては僕を茶化す
まつげに乗った一粒が
可愛いねと君は笑うよ
きっと目を開けたら
溶けてなくなるだろう
嬉しいバカな僕は
君の笑顔を想って
笑い声だけを聞いてるの
時流れ雫になった瞼の上
すぅっと開いた瞳の先
バカな僕は君を探すの
バカな僕は耳を澄ますの
わかってるはずの僕は
バカだから
いつまでも君といたいの
頬を流れるそれ
雪ではないと知ってるの
だからもう一度
僕は空を見上げるの
舞い降りる白を待つの