孤独-1
私は言いました
「さようなら」と
別れを惜しむ様に
言いました
私は恨みました
彼女にこんな運命を歩ませた神を
私は悲しみました
死ぬべくして死んだ彼女を想い
彼女が病気だとか
そんな事はどうでもよかった
ただ、二人が生きている間に
幾千の思い出を
連れていって欲しかった
思い出を連れて行けず
貴方は孤独でしょう
私も今そこに
いってあげたい気持ちです
でも、
「私より生きてね。」
その言葉が 貴方の言葉が
更に私を独りにする
貴方のいない世界が
どれだけ苦痛か分かった気がする
でも 貴方も明るい空から
私を見ててくれている
そう思えば
孤独じゃない気がするよ。