乳輪サッカー-1
注:【本編は青春サッカー(?)物語ではありますが、タイトルの「乳輪」は内容に全く関係ありません。作者が、響きが気に入ったので付けただけです。尚、本小説を読む時は部屋を明るくして離れてみてください。】
俺は蒼木健次、高校三年生で18歳だ
二年前サッカーの強豪校であるプロミネンス学院に推薦で入学し、サッカー一筋で生きてきたそして今は副部長を任されるまでになった。
そして今年は最後の夏大会、一回戦から強豪校でありライバル校であるブリザード高校と当たることになっている。
ついてないかって?いや、いずれは全て倒して全国出場するんだから同じことだ。
さて今日はキャプテンの島袋から改めて大事な話があるらしい、恐らくブリザード高校と戦うことへの、いや全国に出場するための意気込みだろう。
蒼木「え?キャプテンもう一度お願いします」
部室でキャプテンの発言を聞いた俺は耳を疑った
島袋「いやだからさ、おまえら全員退部してくれるか?」
いきなり何を言いだしたかと思ったら俺達48人の部員に部活を辞めろだと?
あ、なるほどこれは やる気が無いとかいって気合いを入れるためだ、さすがキャプテン。
部員A「いきなり辞めろだなんて・・・理由を言ってくださいよ理由を!」
島袋「・・・・みたいにやりたいんだ」
あ?なんだって?
島袋「いや実は昨日さ、少林サッカー見てさ、すごい特殊能力持った素人の寄せ集めで優勝するって面白そうだなって」
部員達「は?」
島袋「は?じゃねーーんだよ!!中途半端にサッカーかじったチンカス共なんか俺のミラクルチームにはお呼びじゃねえんだよ!!消え失せーーーい!!」
部員B「意味わかんねえよ」
部員C「馬鹿じゃねえの」
部員D「やってられっかよ」
部員E「やめよやめよ、バスケ部入ろうぜ」
部員F「死ね!」
島袋「と・・・いうわけだ蒼木」
蒼木「というわけだ、じゃねーよ!何血迷ってんだよ!?どうすんだよ!!大会まで後二ヵ月しかねえんだぞ!!今からでもみんなに謝りに行くぞ。なっ!」
島袋「ふっ、焦るな蒼木。俺が何の考えもなしにあんなことすると思うか?」
蒼木「え?」
島袋「俺の考えが正しければ全国制覇も夢じゃない」
蒼木「ということは何か宛があるんだな?」
島袋「これを見ろ」
蒼木「おお、これは!!」
キャプテンが俺に見せたものは一枚の紙だった。そこには各ポジションと見慣れない名前が書いてある。