社長室での秘め事…2-2
「してくれるだろ?」
「…わたし、あんまりしたことなくて」
声が震える。
どうしよう…
「ちゃんとゴムもあるから大丈夫。
この間はそのまましちゃったからな…」
「そ、そういう問題じゃなくて…」
どうしていいかわからないのに、あなたの体に触れたいって思ってしまう。
「ほら。どうぞ」
ニコッと社長は笑った。
わたしは恐る恐る、社長のタンクトップをめくってみる。
「社長って何歳でしたっけ…」
「31だよ」
「運動してますか?すごく筋肉質ですけど…」
わたしはタンクトップをめくっている反対の手で胸をなぞる。
社長がピクッと動いたのを感じた。
「…暇見つけたらね。
タバコも吸わないし、こんな職業の割になかなか健康的な生活をしてる方かもな」
少し、切ない顔。
感じてくれてる?
わたしはソファーからおりて社長の前に膝をついたけど、どうしたらいいのかわからなくて、とりあえずその筋肉質の胸にキスをしてみた。
ちらりと下に目をやると下腹部がもりあがっている。
わたしは恥ずかしいと思いながらも社長のそれにズボン越しに触れた。
「本当にあんまりしたことないんだな。
見てて面白い」
「えっ…」
「けどやっぱり信頼できるな、遊んでない女っていうのは」
ニコッと社長が笑って、わたしはとても嬉しくて。
「もっとちゃんとさわって欲しいな」
布越しなのにわかる、熱を帯びたそれ。
わたしはゆっくりとベルトを外し、ズボンのジッパーをおろす。
下着をずらし…
真っ赤に腫れ上がったそれが現れた。
先の方に指を這わせると感じる、ぬるりとした感触。
わたしはその先の方にキスをする。
しょっぱくて、独特のにおい。
わたしは舌先でそれをなめる。
社長が「うっ…」とうめき、また切ない顔。
…もっと感じて欲しい…
次は下の方からゆっくりと舌を這わせてみた。
上まで行くと、また下の方から何度も。
そうしているうちに
「…もういいよ」
と社長は言ったから
「え…
気持ちよく…ないですか?」
わたしは何だか悲しくなって、目がうるむ。
「あー…違う。やばいんだよ」
社長は苦笑しながら言った。
わたしはやっと意味を理解して、
「すいません…」
と謝ると社長がソファーに置いていた上着から何かを取り出す。
…箱?
箱の中からビニール製のものを取り出して「はい」と渡されてやっと気づく。
「つけて」
わたしは戸惑いながら袋をやぶいて何度も社長の方を見ながらそれを装着すると
「できないよ、下着脱がないと。ちゃんと坂下が動くんだよ」
そんないじわるを言う。
わたしは立って下着に手をかけた。
ぎゅっと目を閉じる。
下着をおろす手が震えて。
「…おいで」
わたしはソファーに座る社長の脚にまたがるようにしてしがみつくと、
「…!あっ…社長…」
わたしのそれに指を沈めた。
何の抵抗もなくわたしのそれは社長の指を受け入れるほど潤っていたから、恥ずかしくて。
顔を背けながらもわたしの体は感じてる。