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FULL MOON
【OL/お姉さん 官能小説】

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FULL MOON act1-3

「あ、んん」
耳にふっと息をふきかけ、唾をたっぷりつけた唇で耳にキスをする。ぐちゅ。官能をおびた音は体の奥から快感を求める波を引き上げる。
「うぅんん」
「ね。もう堪忍しちゃいなよ。この口でしたいって言いなよ。もうさっきから安西さん声がえっちだよ」
口をつまんでくる。意地悪そうに微笑む目。
「あ、違う。絶対、やだ…あぁ!」
もう私は酔っていた。彼の作り出す雰囲気に。嫌ならもう少し抵抗出来るはず…
シャツのボタンを一つ一つとっていく。
動けない。
ぷち、ぷち…

私は、ボタンをはずす彼の手つきや長いまつ毛にみとれた。
満月の淡い光のせいだろうか、なんてキレイに私の目に届くのか…。
体を少し起こすとブラジャーをとる。胸があらわになる。汗をかいた胸が涼しい夜にぷるん、ときもちいい。彼は目を細める。突起をキュッとつまんだ。
「あ…」
「キレイだよ。月明かりに光ってさらに」
私はカッと顔が赤くなるのを感じた。
(同じことを思っていたんだ…)
彼は私の胸を両手で揉む。時々真ん中をかすめながら。そして胸に顔を埋める。柔らかい舌が肌にキツイ感触を落とす。
「…あぅ」
歯をたてる。
「あ!」
揉んでいた片方の手を下に少しずつずらす。手つきは優しい。そろそろと太ももを撫でながらパンツを指でなぞる。私のは、もう染みができるほど濡れていて…
「…我慢できないでしょ?ね、ホントは強引なのあんまり好きじゃないんだ。しようよ。俺もう我慢できない」
私のまたがっている腹に熱い固まりを先ほどから感じていた。私はそれを感じる度にそれが欲しくて欲しくて仕方がなくなってる。あぁ…そんな悲しそうな顔で見ないでよ。

「…私も、もう我慢できません…」
「……そう」

彼はそういってうつむいたから、どんな顔をしたのかわからなかった。
パンツをするりと脱がす。足をつかんで大きく開かせた。
濡れたそこは風に触れるとヒンヤリして、胸よりも存在感を感じさせた。あぁ…見られてる。ぐぢゅ。何かが入る感覚。
「ああ!」
「すぐ入っちゃったね」
指。それを出し入れする。「やぁぁ!ああんっんっ」「っいい声だよ…。でもここ外だよ安西さん」
声を出させないように口と口をあわせる。私は思わず舌を突き出し、彼の舌を求める。クチュクチュ。もう、何の音だかわかんない。上?下?彼は指を増やした。
「んっんんんんっぁ」
もっともっと…
自然に腰が動く。
「そんな目で見んなよ。我慢できないのはこっちだって…」
急に指が抜かれたかと思うともっと太く熱いものが入ってきた。
ぐり、ぐちゅん
「!!!あああっっあっ」
彼はいつの間に脱いだのか、熱いソレを私につきたてて…
「ん…安西んの中きもち、いい」
男なのに色っぽい、なまめかしい声を出した。
「あぁ…やだぁ…ん。おっき」
自分の声がまるで赤の他人のように甘い。
ぐちゅっぐちゃっぐちっ。彼は腰を動かす。
リズミカルな音が聞こえて、そしてそれは私の内側を的確にこすりあげる。…キモチイイ……。


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