I love Y?〜a date&battle〜-1
「あ〜!!楽しかった♪ねっ、悟っ!」
彼女は、足取り軽く俺の前を歩いている。
しかし俺は見たかったアニメ映画を却下され機嫌が悪い。
あ、はじめましての方ははじめまして。
そうじゃない方はこんにちは。
俺の名前は久坂悟(さとる)。
前をスキップしながら歩いてんのが雨宮柚芽(ゆめ)。
通称オニババ・・・じゃなくて、幼なじみのご近所サン。
「そーだな、楽しかったなー・・・ぅグホァエ!!!!!!」
魂の入っていない答えを返す俺。
しかし、その心のない返事に腹が立ったのか右ストレート・・・!!!
メガネが吹っ飛ぶ。
殴られた勢いで電信柱にぶつかる。
倒れる。
今現在、こういう公式が成り立った。
ナヨナヨ俺<デビル柚芽<ラスボス電信柱
電信柱が何でこんなとこにあんだよ!!!いてぇよ!!!
・・・あ!・・・鼻血・・・
「お腹空いたなぁ〜・・・あ!あのパスタ!!有名なんだよ!行こう!!」
俺の鼻血は無視?シカト?shikato!?
鼻を抑えながら引きずられパスタのお店へ。。。
(泣かないぞ。俺は泣かない。)
ショウウィンドウを眺め始める俺たち。
あ・・・でも美味しそうな〜・・・って高っ!!!
柚芽様、止めましょうよ。
「ちょっと高いね〜・・・ま、もちろん悟が奢ってくれるんでしょ?」
・・・( ̄□ ̄;)!!
まさに今の俺はこんな顔。
「い・・・いやぁ、マックでも良くねぇ?・・・!」
マックという言葉を出した途端、柚芽の顔が、般若に変わった。
今俺みたぞ!本物の般若を・・・!!
「悟、ここでお昼ね?」
胸ぐらを掴まれて逃げられない・・・
あぁ、通り過がりの方々・・・笑わないで下さい。
助けて・・・ヘェルプ!!!
半ば強制的に店内へ。。。
あぁ・・・誰か俺に救いの手を・・・
その後、悟の財布の中身が小さな小銭しかなくなったのは、言う間でもない。
続く?