片恋-1
「遅いから駅まで送っていくよ」
その言葉にドキドキした
でも貴方には彼女がいる
知ってるけれど
貴方と話すたびに
貴方をふと思い出すたびに
胸が高鳴る
好きという気持ちもこの胸の高鳴りも抑えられない
諦めよう、と自分に言い聞かせても貴方の優しさのせいで諦められない
貴方より優しくて素敵な人に出会いたい
そうしたら貴方を諦めることができるかもしれない
でも、その日が来るまで私は貴方の近くにいたい、と願ってしまうのだろう…