彼のキモチ3 −ハッピーバースディ−-2
−−−夕夜目線
まったく、葵は。
葵は絶対誕生日のプレゼントの事だと思ってない。
何がほしいって聞かれて、オレへのプレゼントがほしいって意味分かんないから!笑
でも、ヤバい。
うれしすぎる。
ちゃんとオレのこと見ててくれたことがうれしい。
「葵〜!愛してるよ〜!!」
「な、なんですか急に!あたしもですよ!」
何で敬語?
そんなこんなでその日は帰った。一応三日後の約束をしてきた。三日後の放課後はオレん家に葵がくることになった。
やった!
その日はうれしすぎて早く寝た。
−次の次の日
昨日はただプレゼントの事を考え、今日はプレゼントを買いに行く!
つか明日は本番だしね?ぎりぎりなわけよ。
今日は昨日のうちに頼んでおいた強力な助っ人を用意した。
「よぉ!」
「あ、夕ちゃーん!」
体は男(小柄だけどな)、見た目は女、心も乙女な会沢 広見…ちゃん…だ。ちゃん付けは強制だから。ちなみに中学時代の同級生。
「久しぶり〜、元気してた?アタシ女らしくなったでしょお〜?」
「うん?」
「おぃ?」
にらまれた。
「そーですね、女らしくなりましたね。」
「でっしょー?」
こんな感じで恐い人です。
女誘うわけいかないし、男もオレみたいな奴ばっかだし、プレゼントを選ぶには心が女なこいつがちょうどいい。