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許して
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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許して-1

君に何も言わず行ってしまう僕を許して


君が思うほど僕は強くないから 君を前にしたら抱き締めてしまうから


黙って行く僕を追いかけないで



君は僕のすべてだけれど 君を愛することは出来ない


一生そばに居るなんて約束 果たせそうもないから


僕の中に君が居る内に 君にさよならするよ



すべてを告げる勇気のない僕を許して 君を一人にする僕を許して


出来ることなら 君を連れ出して一緒に行きたい


そんなわがまま許されるはずもないのに そう考えずにはいられないんだ


君が隣に居るなら 他に何もいらないのに


君が僕を呼ぶだけで僕は幸せなのに それさえも許されない


神様お願いだから すべてが消えてしまっても 彼女の記憶だけは消さないで



ああ 愛しい君


黙って行く僕を許して 君に何も告げない僕を許して


君を愛する記憶だけは守っていくから


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