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ルームメイト
【その他 官能小説】

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ルームメイト2-2

風呂から上がると、案の定アキラはまだ布団にもぐったままだ。
「おーい、何かあったのかよ」
わずかに見える頭を、中指でトントンとつつきながら声をかけた。
それでもまだ反応はない。
「今日怒られたことなら気にすんなよ。俺なんかひっぱたかれたし」
ははは…と笑いながら言ってみたが、やっぱり無言のままだ。
うんとかすんとか言えよ…と思い、
「こんなんで落ち込んでたら、この先やってけねーぞ!」
と、バサッと布団をめくって顔を出させた。


―――――はぁ……はぁ……


辛そうな表情、首筋に滲む汗―――――
アキラは熱を出していた。
「うわっ…大丈夫かよ!俺おばちゃんに薬もらってくるっ…」
びっくりした俺が立ち上がろうとした時。

ギュッ…

手を強く握られた。
急なアキラの行動に、俺の心臓はドクンと波打つ。
こんなシチュエーションに慣れていない俺は、そのまま固まってしまった。
うつろな目をしたアキラが、俺を見つめながら言った。
「わがまま…ごめん。…も、少し、傍にいて…」
プシュゥ〜という音が聞こえた気がした。
アキラの言葉にやられた音だ。
一発KOの俺は「うん…」と言って、またその場に座った。




―――――今何時かな…

もうすぐ7時くらいになるのだろうか。
アキラは相変わらず苦しそうな表情だ。
でも、俺の手を放そうとしない。
風邪ひいたり具合が悪い時って、心細くなるんだよな…
誰もいないと不安になったり切なくなったりするよな…
俺はアキラの顔を見ながら、いろんな思いを馳せていた。
と、部屋の外がバタンガタンと騒がしくなる。
夕食が出来た合図だ。
「おい、俺メシ取ってくる。お前の分も持ってくるから」
そう言うと、アキラはコクンと頷いた。
夕食を持ってくる間中、俺はアキラの熱にうなされている表情が頭から離れない。
はぁはぁ言ってたよアイツ…うつろな目で…
思わず一週間前のことが脳裏によみがえる。
辛そうな表情を見てこんなこと思うなんて不謹慎だ、と反省しつつ部屋に戻った。

「ほら、食え」
幸いにも今日の夕食は雑炊だった。
これならアキラも少しは食べられるんじゃないかと思う。
火照った体をゆっくり起こしてやり、レンゲに少量の雑炊をすくって口まで運んでやった。
「わたし…食欲ない…」
「気持ちはわかるけどよ…食べねーと体力もたねーぞ」
そう言うと、アキラはほんの少し口に入れ、ごくり、と飲んだ。

―――――やべぇ…

アキラの仕草一つ一つが、先週の営みをフラッシュバックさせる。
首筋の滲んだ汗、甘い吐息、虚ろな表情。
その全てが俺の理性を壊そうとしてるのがわかる。
しかも…俺としたことが、不覚。
忙しさと疲れで、最近ムスコをいじってやるの忘れてた…
おかげで溜まりまくりの、反応しまくりだ。
俺はコントロールの利かないムスコをアキラに見られないように、体をよじりながらアキラの口へ食事を運んだ。



その時。


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