去年の桜-1
生きることの幸せを
知ってほしかった
君にとって
生きることがそんなにも苦痛だったなんて
知らなかったんだ
気付かなかったんだ
あのとき
君と一緒いれたとき
あぁすればよかったんだ
あぁ言えばよかったんだ
今なら
あのときどうするべきだったか分かるのに
なんて言えばよかったのか分かるのに
もぅ遅いんだよね
僕らが出会って
1年が経ったよ
去年と同じ桜が
去年と同じ公園に咲いて
去年と同じ仲間とまた1年過ごすんだ
もう何処を探しても
君はこの世にはいないこと
分かってるけど
頭でしか理解できなくて
やっぱりまだ悔しいんだ
君に
生きる幸せを
知ってほしかったから
だから
僕は生きるよ
何があっても
たいした人生じゃないと思うけど
僕は生きることを
君に誓うよ