婚外恋愛(第一章)-2
「恵子、良かった?」
「う、うん…」
余韻に浸る恵子の耳元で甘く囁く雅治は、打ち寄せる快感に痙攣し、硬直した恵子の大腿部を大きく見開くと、渇ききらない花園に、休む間もなく顔を埋めた。
「いやっ!恥ずかしい」
雅治の唇が、満開に咲く花園を啜り舐め、その舌先がプックリと膨らんだ大陰唇を分け入り、桜色に染まる小陰唇を、なぞるように舐めあげると、淫らにうねる桜色の肉襞は、別の生命を宿したように波打ち、まだ痺れの退かない恵子の肉体を、ものの見事に潤わせていた。
「あんっ!雅治っ…あぁぁっ…こんなに淫らな女でいいの?」
「望む処だよ。僕の愛を感じ、どこまでも淫らな痴態を見せてほしいんだ…」
恵子は、呼応するように四つん這いになると、熟れた尻の合わせ目を、高々と突き出してみせた。
「あんっ!許して…」
交差させた雅治の人差し指と中指が、露になった恵子の花園を容赦なく掻き回し、その指先に滴る花蜜が、雅治の右手首まで及ぶと、湿りを帯びた粘着質な音色を奏でていた。
「恵子、欲しい?」
苦渋に充ちた表情で恵子が頷くと、一瞬、微かな痛みを覚えながら、
ピッタリと恵子の花園に挿入された肉樹は、白濁した粘液と花蜜に被われながら、ゆったりと前後に見え隠れし、次第に、その勢いを増していった。
「恵子っ…愛してるよ」
「雅治っ!き、気持ちいぃっ…」
一切の無駄を削ぎ落とし、引き締まった雅治の腰で突き動かされると、覚醒する意識が、より恵子を大胆にさせ、ブラインド越しに射し込む春の日差しが、自ら腰を振る淫らな接合部を照射し、艶めかしく浮かび上がらせていた。
「あぁ〜っ!もう駄目、変になりそう…」
「素敵だよ恵子!い、逝っていい?」
「お願いっ!私の中で受け止めたいの…」
白濁した熱い樹液が、恵子の花園の奥底に射出されると、薄れ行く意識に放心し、シーツの波間にグッタリと漂っていた。
「ねぇ雅治。私の事、愛してる?」
「当たり前じゃないか、もう君無しでは考えられないよ」
「雅治に出会えなかったら、きっとつまらない人生を送っていたわ。今は凄い幸せを感じるの…」
「僕も同じだよ。恵子に会えて、愛する悦びを取り戻せたんだ。君に感謝しなくちゃね…」
「でも私達って…」
「僕は構わないよ。愛を形や制度で括れるなんて、人間が作り上げた、勝手な思い上がりでしかないんだ。君と出会い、君を愛し、改めて気付かされたよ…」
雅治は、恵子の言葉を制すように続けた。