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放課後の背徳準備室
【教師 官能小説】

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放課後の背徳準備室-7

「好きなん、だ…」


ふわぁぁと、伊吹の全身が幸福で満たされた。
想いが叶ったと…。
「駄目よ…。か、彼女が…」
「別れたよ」
誰かを傷つけたと思うと良心が傷む。
だけど、ごめんなさい。
嬉しい、嬉しいの。
先生を諦めなくてもいいんだね。
だけど、冬休みになれば冬期講習が始まる。大学受験まで後がないのだ。
先生との恋を守りたいから、受験が終わるまで浮かれる訳にはいかない。
「先生…好き」
今までたくさん嘘をついてきた。
今さらここで覆す訳にはいかない。
腕を伸ばして早戸を抱き締める。口づける。
「伊吹…?」
あと少し、もう少しだけ…時間をください。
「また元気になったね…」
早戸の顔に首筋に乳首に腹にキスの雨を降らせながら、伊吹の手が股間を探る。
「あ、うわぁ…」
早戸を押し倒して優しく犯す。
「はぁんっ」
「ぐぅっ…い、伊吹…」
コンドームに邪魔されない生々しい温もりに、伊吹も早戸も、動きを止められない。
着てしまった制服のブラウスごと自分の胸を揉みながら、お互いに弱い所を中で擦り合う。
「あっ、ああぁ…っ…!」
「…ぐ…はぁ…ぁっ」
放出した早戸の白濁が伊吹の奥まで蠢く。
その感覚に酔いながら、ゆっくりと萎んだ男根から抜いた。
そして、早戸の顔を跨ぐ。
「舐めて、きれいにして」
ざんざん弄られて汚れた秘穴を、試すように指で咲かせて見せる。
ぷくっぷぷ、空気を含んだ白い涎が今にも零れそうだ。
「きれいだ…」
「…あたしが好きならできるよね?ふふ、先生…自分のを舐めるのは嫌…?」
上で妖艶にからかう伊吹に、早戸は挑発を読み取った。
「あっ…!」
早戸の舌先が伊吹を抉る。
穴縁で溜まった液を掬っては舐め、大きく吸っては自分の生臭さを飲み込む。
「ふはぁっっ」
先生の本気さが伝わってくる。胸が切なく疼く。
「せ、んっ、…せいっ!はっ、…探してっ。ああ、あたしを…」
乱れながらも必死で言葉を紡ぐ伊吹。
「…ここに…いる、からっ。はっ、見、つけて…んぁ!」
涙でぼやけた視界。
それでも溺れる訳にはいかない。
先生に謎を残して、私は期待しながらも突き放すの。


1月、センター試験通過。


年が明けても、想いは募るばかり。
伊吹に会えない時間が苦しい。
(今度いつ会えるんだろう…)
この化学準備室は、伊吹との甘くも激しい交歓を思い出させるから。
待つ苦しさを紛らわしたくて、早戸はまた名簿から探す作業に戻る。個人情報保護の観点で、断りもなく持ち出しできないのだ。
1年から探す。
何度も探しすぎて、先頭・後尾の氏名はすっかり覚えてしまった。
2年、伊吹楓以外に該当する氏名はない。
3年、いい加減くたびれた。
全学年で500人ほどの氏名を、目と指でなぞりながら探すのは疲れる。
眼鏡をかけているから尚更。
それでも止められない。
好きになるのが、こんなに苦しいのは初めてだ。
今まで受動的に生きてきた。
保護・母性本能をくすぐられるのか、何もしなくても周りが世話を焼きたがる。
流されるのに慣れてしまった。
だけど…。
「先生、あたしを探して」
伊吹の声が耳元で蘇る。
はた、と早戸の指が止まった。
今まで見過ごしてきた氏名に、だんだんと胸が痛いほど轟く。


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