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《本当は君が…》
【純愛 恋愛小説】

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本当は君が…2-3

「やっぱり来たのかよ!由樹ちゃん1人で寂しかったみたい!……あっ!これから自由時間と言う事で俺ら2人で周ってくるわッ!じゃッ!行こッ!」

貴春は彼女の友香に手を差し出し2人でどこかに歩いて行った


「「……………」」
俺たち2人は沈黙しその場に立っていた
「正則?私たちも周ろうよ!!」と急に言ってくる由樹が俺に手を差し出すが、俺が黙ったままでいると由樹はさっきの気まずさを思い出して手を引っ込め下を向いた       
(俺は……………………)      
「由樹、行くぞ………」

由樹は顔をあげ、こちらを見た。顔はみるみる笑顔に変わる。俺は手を差し出し待っていた

「うん!…正則大好きだよ!!」そう言って手を握ってきた

「////……うん」

俺はいつもの返事だったが由樹にとって相当うれしかったらしい

「そういえば友香たちどこにいるんだろ?周るついでに探してみんなでお昼にしよッ!」

俺たちは2人を探し始めた

「どこにもいないね?どこにいるんだろう!」

由樹は半ば諦めている

「………戻るか!」俺たちは貴春の兄キの所に戻る

「おぉ!お二人さん熱いね〜!」と貴春兄に言われ2人は繋いでいた手を離す

「それより2人で車まで戻って飲み物持ってきて!貴たちも先に行かせてるからさ!」

俺たちは車へと戻っている。
「友香たち戻ってきてたんだね?いないわけだよ!飲み物取りに行ってるんだったら!」
由樹は笑いながら車に近づく。俺も後を追う。由樹は異変に気づく

「車が揺れてる?…」

車は太陽が降り注がないよう黒いシートが中を覆っていた。なので外からも中からも見えない

俺と由樹は丁度切れ目と切れ目の隙間から中を見る

「………ッ…友香?」
由樹と俺は驚いた。中は貴春の背中しか見えなかったが背中の横から2本の足が見える

『んんんっ!ぁっ…あっ…んぁ…貴春ゥ〜!』
友香の声が微かに中から漏れる。貴春は呼吸が荒い

『…何?…友香?……早く言って?…早くしないと…』

―ズンッ
『…友香がイっちゃうよ?…クスッ』
『…ひゃぁっあっぁっ…ああぁっ!………ッ』

貴春は深く突き友香はそのままイってしまった。同時に貴春は自身を抜き近くにあったティッシュにぶちまけた


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