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《本当は君が…》
【純愛 恋愛小説】

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本当は君が…2-2

「ははッ…………よっしゃッ!!4人で海だぁ〜!」

「えっ?……あッ」
俺は昨日の約束を忘れていた。俺が落ち込んでいると由樹が顔を覗かせる

「////…何だよ!」
「私、正則と夏休みどこか行きたかったから、うれしい!!…ねっ?友香ッ!」
由樹は隣りにいた友香に話かける         「うん!!貴春とも出かけられるし由樹と彼氏の原君とも行けるね!」

「じゃあ!8月1日俺の家に集合なッ!兄キの運転で海へ行くぞぉ〜!おぉ〜!」

「「おぉ〜!!」」
由樹と友香は元気に拳を上げた

「ほら!正則も!」
「お〜ぉ」

最悪だ…


―そして8月
「えぇ〜と!今日は待ちに待った海に行く日です!みなさん忘れ物はないですか〜?」

車の中で貴春はうざいくらいにテンションが高く身を乗り出して後ろを向いていた

「はぁ〜い!持ってま〜す」

由樹はそう言うと隣りにいる俺に小声で話しかけてきた

「正則!楽しみだね?あのさぁ…私、海で焼きたくないの!だから正則、これ私に塗って!」

はいッ!と渡された小さい入れ物。ここでも由樹はハッキリ俺に言ってきた。しかし俺は「無理、ヤダ、親友にでも塗ってもらって…」と拒否した

「えぇ〜なんでよ!……もぉいい!貴春君に頼んでやる〜!」と怒ってしまった。なぜ怒ったのか不明だ。…車は海に向かって続く道を走る…

半端なく照り付ける太陽

「いい眺めですなぁ〜!!…あっ!あの子かわいい!」

「………貴春」

ボカッ!

「友香ちゃ〜ん!冗談だよ!機嫌直してよ〜!」

俺たち5人は海にいる。人が多すぎてどこにするか迷っていたが1番端が少し空いていたので俺たちはそこにパラソルを開いた
                  
「入ろう!!」

貴春は海へ駆け出す。由樹は結局、親友に塗ってもらっていた

「おい!正則は行かないのかよ?荷物は兄キが見ててくれてるからさぁ!」

俺はいい!と言って貴春の兄キと一緒に残った。2人は並んで座る

「正ッ!久しぶりだな?お前に彼女ができるとは俺思ってなかったぞ!…この間のビデオ役にたったか?」貴春の兄=優輔は海へ走る3人を見ながら俺に聞いてきた。俺は思っている事を言った

「……みんなさぁ〜彼女がいたらヤりたいものなのか?」

優輔は少し黙り込みははッ!と笑いこう言った

「付き合っててもヤりたくない奴らはいると思うよ。でもこれも愛情表現の1つだし、自分と彼女が望んだ時にしたらヤってる最中にもっと気持ちよくしてあげたい!もっと相手を大事にしたい!ときっと思うようになるよ!」

優輔はポンポンと俺の頭を叩きながら頑張れよ!と言い、お前も行ってこい!と背中を押した

俺は3人の所へ走って行った…


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