ある夜の蜜蟲-1
甘い甘い馨に酔わされて
僕は君に近付いて
本当の恋だとか
運命の人だとか
歯の浮く台詞吐いてみたりしてさぁ
勘違いだったんでしょうね
あの胸のときめきは
偽りだったんでしょうね
君に浴びせた詞のShowerは
息を荒げて抱きしめた
あの夜の事も全部
幻だったんでしょうねぇ
でも許してくれよダーリン
僕は嘘はつかないのさ
間違いだったんだ
君に見とれて気付かなかっただけ
足元の石ころに
ごめんよダーリン
愚かな僕の戯言を
君を抱いたこの腕を
許しておくれ
ダーリン間違いだったのさ
許しておくれ
ちょっとばかし目がかすんじまってさ
脳みそだってきっと
君を女神だと認識したんだろうね
ごめんよダーリン
空っぽの心で愛を語って
非力な腕で君を抱いた
あの日の僕を許しておくれよダーリン