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reason
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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reason-1

あのとき


溢れる涙をかくして


『目にゴミがはいった』


って笑いながら言ったのは


私の精一杯の強がり



『別れたくない』


って言葉をのみこんで


『わかった』


ってうなずいたのは


これ以上傷つかないため



すこしずつ


気持ちが離れてたこと


気づいてたけど


なにもきかなかったのは


戻ってきてくれるって


信じてたから



『ごめん』


って謝る君に


『ありがとう』


って言ったのは


君と一緒にいた時間が


とても幸せだったから


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