暗がりにて-3
がたがた!
どすどすどす!
足音が聞こえる。
バン!!
ドアが荒々しく開け放たれた。
警察さんだ。
僕を見て騒いでるよ?
あ、やっぱり捕まるんだ。でも、いいや。
ぶつんっ!!
僕はまた白い部屋にいた。
全員がこっちを見ている。忌ま忌ましいものを、悍ましいものを見るように。
記憶・・・ガ混濁シテルヨォ?
オ母サン?同ジ目ヲシテ僕ヲ見ルンダネ・・・
ヤメテヨヤメテヨヤメテヨヤメテヨ!!!!
僕は一度咆哮して白服の団体に飛び込んだ。
僕は口の中に鉄の臭いと独特の味と肉の弾力を感じ、また意識が途絶えた・・・
終わり
そして、惨劇の始まり