紅の嫉妬-4
「椿、今までのことは…すまん。高校の時の事件も、お前に何か悩みがあったから、ちゃんと理由があったからだったんだろ…?俺達はそんな椿を何も分からずに追い出してしまった。…後悔してるんだ。」
…よく言うよ。
アンタ達が何たくらんでるか知らないけど
今の私はアンタ達見てるだけでイライラするんだ
「あのさ…、もう帰ってくんない?仕事あるから…」
「椿ッ!」
「だまれよ!」
私は大声で怒鳴った。
もうふざけんなって感じだった。
「しゃべんなよ…。もう何も聞きたくない…。」
これでいいんだ…
私はずっとこのままでいい…
そう思いながらも、私は戸惑っていた