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ひよこ日和
【片思い 恋愛小説】

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ひよこ日和-3

「…ごめん、その…何で言ったのか聞こえなかった。もう一回言って。」


えっ………?


今、なんて………?


私はその言葉のおかげで、チャンスをもう一度もらったような気分になった。


もう、どうにでもなれっ!!


「………好きですッ!!」


ここまで私を動かしたのは、勇気でも、悔しさでもなかった。


ただ、なんとでも言えないような必死な気持ち…恋の力…とでもいえようか…


今日、小さなひよこが硬い殻を破って生まれました


外は思わぬ雨模様


さっきまでの天気が嘘のよう…


私は、この小さな命を、弱々しくて、可愛いというよりも、守ってあげたいと思いました


こんなにか弱いこの子が、どうやって硬い殻を破ったのか……?
今はなんとなく分かる気がする


今日はきっとひよこ日和………



おわり


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