長いキスを君と-3
「……えぐっ、うぅ…。拓海。」
「ん?」
「好き。」
「へ?」
「好きなの。拓海が好き。」
「ホント?」
「うん、本気。」
「やったぁ!」
拓海はあたしを強く抱き締めた。
「ありがとう、拓海。」
「どういたしまして。」
ちゅっ
「な、な、な、何するのさ!」
「キス?いーじゃん、付き合ってんだし。」
「恥ずかしくて気絶しそう。」
「気絶したらちゃんと家まで送ってやるから。」
そういうと彼はもう一度さっきより長いキスをした。