誘惑2 〜Boy Friend〜-2
「やあああッッ!!」
悲鳴に驚いてか、アレが半分くらい入ったとこで翔太の手が慌てて私の腰を掴んだ。
「む……無茶、しないで……」
小さい声で、私は言う。
これ以上身長が伸びる保証のない私の体は、小さい分華奢なので……伸び盛りの翔太が好奇心のままに扱うと、たぶん怪我をする。
「ごめん……」
ゆっくり私を落としてから翔太は起き上がって、きつく抱き締めて来た。
「櫻が俺を好きになってくれただけでも奇跡だと思ってたのに……慣れって、恐いな」
「翔太……」
「ごめん……本当、許して……?」
「ん……」
反省してくれれば、それでいいけど……。
「今度から……優しく、して?」
「櫻……!」
安心した顔をして、翔太は私を床に寝かせた。
「櫻がイッちゃって俺、もう我慢できないんだ。今日だけは、激しくさせて」
ぐちゅうっ!
「きゃうっ!?」
本当に激しく出し入れされて、私は悲鳴に近い声を上げる。
「あっあっあっあっあぁっ!」
ぐちゅぐちゅという粘膜の擦れ合う音に、太股のぶつかるパンパンというリズミカルな音。
目を閉じてしまった分だけ大きく聞こえる気がして、恥ずかしい……。
で、でも……き、気持ち良すぎるよぉ……!
「あっ!?」
翔太の手が、私の足を捕らえた。
ぐいっと、足を大きく開かされる。
「やっ……だあああっ……!」
変な本見て、研究してるでしょお!?
あ〜……でも、気持ちいい……!!
閉じていた目を開けると、翔太の眉がぎゅっと寄せられて、小さく声を漏らして……。
物凄くセクシー……。
「気持ち、いいの……?」
「櫻の中っ……熱くてぬるぬるで締めて来て……物凄く気持ちいっ……良すぎるよっ!!」
喉の奥から呻き声を漏らすと、翔太は一気にソレを引き抜いた。
初々しいピンク色をしたアレがびくんっ!と脈打って、私のお腹へ白い液体を大量に吐き出す。
「だからっ……何回シても慣れなくて……早いんだ……」
あ……。
「気に……してたんだ?」
私のお腹にティッシュをあてて、出したセーエキを拭いながら翔太は頷いた。
「してるよ。前戯でめちゃめちゃ感じてるのに本番でイカせられないなんて……なんか、情けなくって」
お腹のセーエキを拭い終わると、翔太はソレを小さく切ったチラシにくるんでごみ箱に捨てる。
「別に……私、満足してるよ?」
SEXがこんなに気持ちいいものだと教えてくれたのは、翔太だもの。
まあ……幼馴染みとはいえ中学生の男の子を相手にこんないやらしい事をしているという後ろめたさは、慣れるとも消えるとも思えないけど。
「……ホントにぃ?」
「本当。翔太のえっち、気持ちいいよ?」
私は起き上がって、翔太に抱き着く。
身長が153センチしかない私の体は、付き合い始めた頃からさらに伸びて170センチ近くなった翔太の腕の中に、すっぽり収まった。
「……乱暴に扱われなければね」
あぅ、と翔太が呻く。
「……ごめんなさい」
反省してるならよし。
「でも……櫻って本当、小さいよな……」
比較的感じない腕や足をさすさすと撫でながら、翔太が呟く。
「ちっちゃいくて細いのに柔らかくて……女の子って、壊れやすそう……」
ついぃっ
「っふ……!!」
腕を撫でていた掌が背中にやって来て、私は思わず声を漏らした。
「あ、やぁ……!」
「櫻……キス、したい」
驚いて顔を上げると、切なそうな翔太の眼差しを見てしまう。
それは、二度目をしたいという合図。
でも……。
「…………駄目……」
気力を振り絞った私は、首を振って拒否した。
「どうして?ココ、まだぐちゅぐちゅに濡れてるのに……?」
「……っんたねぇ……もう十分、リラックスできたでしょっ!?」
さわさわと背中を撫でられて、体は疼いていたけれど……ここで欲望に負けたら、今日はもう一日SEXに明け暮れて終わってしまう。