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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み2 〜Double Mother〜-6

「美弥……」
「んひゃあっ!?」
龍之介の手がお尻をがっちり掴み、肉棒を強く擦り付た。
「こんなになってるのに……まだ我慢させる気?」
擦り合わせる場所から聞こえるいやらしい音が、美弥を痺れさせる。
「りゅう……」
潤んだ声で呟くと、美弥は主導権を譲った。
――主導権を譲り受けた龍之介は、美弥を寝かせる。
「美弥が上になるとどうもイカないみたいだから……ちゃんとイケるように」
龍之介は自身の準備をしつつ、指を差し込んで美弥の中を確かめた。
潤み具合は充分。胎内も、楽に龍之介自身を受け入れられるくらいに広がっている。

ぐぷうっ

「んっ……」
龍之介が侵入して来ると、美弥は満足げな声を上げた。
「うぅん……!」
「……っふ……!」
できる限り美弥の中に入り込むと、龍之介はため息をつく。
射精寸前まで体を愛されたせいで、すぐにもイッてしまいそうだ。
龍之介を奥ヘ奥ヘと誘い込む悩ましい収縮に、負けてしまいたい欲求に駆られる。
だが、今日の美弥は龍之介を攻めてばかりであまり快楽を感じていない。
せめて美弥をたっぷり感じさせてあげない事には、何となく不公平だ。
もしそんな思いを美弥に話せば、『いっつもたくさんイカせてくれるんだから、そんなの気にしなくていいよぉ』と、唇を尖らせるだろうが。
「……美弥。これ、噛んで……」
自分がイカないように気を付けながら、龍之介は腰を使い始める。
「……ん」
美弥が漏らす声が大きい事を思い出した龍之介は、美弥に服の袖を噛ませた。
歯止めが利かなくてついつい大きな声を出してしまうのだろうと理解はしているが、階下に母と兄がいる状態で甘い声を存分に上げさせる度胸を、龍之介は持ち合わせてはいない。
「んんぅ……!!」
胎内を掻き混ぜられて、美弥は声を上げる。
ただし……服の袖を噛んでいるので、くぐもった声だが。
「ッ!ッ!ッ〜〜〜〜〜ッッ!!」
思うように声を出せないもどかしさで、美弥の目尻が滲む。
「美弥ッ……きっ、つい……!」
龍之介は、小さく呻いた。
声を出す事で美弥が秘裂を緩めていたのだと、龍之介は知らされる。
「んう、ううう……!んうううむうぅ!」
苦悶にも似た表情で喘ぐ美弥のきつい胎内を、龍之介は抉り回した。
「っ……美弥!」
服の袖をちぎりそうな程に強く噛み締めている口を、龍之介は自分の肩に移動させる。
そのまま噛ませていたら、本当に食い破られてしまいかねないからだ。
食い破られた袖を繕うのは手間だが、肩を噛ませれば後で自分が痛みを我慢するだけで済む。
「ーーーっっ!!」
声を殺そうと、美弥は遠慮なく龍之介の肩に噛み付いた。
華奢で柔らかい女の子の体でも、噛む力は強い。
美弥の歯は龍之介の皮膚を食い破り、血を滲ませる。
「……っあ……!」
鉄錆にも似た血の味に気が付いて、美弥は思わず口を離した。
「あ。」
離したその瞬間に龍之介は美弥の一番奥まで入り込み、がつりと子宮を突き上げる。
「あーーーーーーーッッッ!!」
努力も空しく、美弥は声を出してしまった。


階上から悲鳴が聞こえて来た気がして、巴はぴたりと手を止める。
愛するダーリンとの間に出来た可愛い二人の息子と将来の娘に、久しぶりのご馳走を食べさせるべくキッチンで腕を振るっていたその時にだ。
「ねえ竜ちゃん。今、声が聞こえなかった?」
訝しげな巴の声に、頬を赤らめた竜彦はだらだら見ていたテレビの音量をさりげなく大きくしながら、殊更に大きな声で答える。
「さあ?気のせいだって」
「そう……?あ。そろそろ出来上がるから、呼びに行ってくれない?」
「……OK」


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