堕されて ―出会い―-2
ラッシュアワーは痴漢が多いと言うのも聞いていたのにミニとはいかないまでも膝上スカートとサマーセーターの組み合わせを悔やんだ。
そして認めたくはないが、その奥では何かがチリチリしたものを感じていた。
痴漢の右手は生足の太股をひとしきり楽しみ、ショーツの上からまだ誰も触れた事のないオ〇×コを掌全体を使い揉み解す。
その間も乳首はサマーセーターの上から引っ掻くように刺激され続けている。
あさみの身体は痴漢の動きに比例してムズムズするような、それでいて熱くなるような不思議な感覚に見舞われる。
あさみは
「イヤ…」
と言ってみたが、既に荒くなってきた自らの呼吸にかき消されてしまった。
痴漢の右手がオ〇×コを掴むとクリが刺激され身体がビクっとする。
なんとか耐えようとするが同時に乳首へ刺激を与えられ、自分の身体なのにコントロールができない。
頭はボーッとして、わけが分からないまま徐々に快感へ身を委ねていった。
痴漢はあさみが快感を受け入れ始めた事に気が付き、左手をサマーセーターの中に潜らせブラを押し上げて直に胸を弄び始めた。
いつのまにか指はショーツに中に入り込み直接クリを捏ねている。
「オ〇×コぐちょぐちょだよ」
痴漢はそう言って耳を甘咬みした。
「あくぅ(イヤなのに…気持ちイイの…止めて欲しいのに…もっと気持ちよくなりたいの…)」
痴漢はあさみの喘ぎ声に気を良くし
「そんなにイヤらしい、物欲しそうな顔して…ココが淋しいんだろ」
そう言ってあさみの中に指を突き立てた。
「痛いっ!」
その声は周囲の乗客にも届いたが、足でも踏まれたと思われたのか誰も気に留めなかった。
「処女なんだね。フッ、処女の癖にこんなに濡らして淫乱だね。すぐにもっと気持ち良くなるよ」
痴漢はそう言うとゆっくりと指を抜き差しし始めた。
クチュクチュといやらしい音が身体中に響く。
痴漢の言うとおり痛かったのは最初だけで、今はそこから溶けていきそうな感覚だけが紡ぎだされる。
あさみの身体からは完全に力が抜け、痴漢のなすがままだ。
「もうすぐ終点だよ。駅についたらもっと気持ち良くしてあげるからね」
痴漢はそう言うとあさみの服を直し始めた。今のあさみは【気持ち良く】なる事だけしか考えられない。
電車は終点のターミナル駅に到着した。
あさみは乗客もほとんど降りた電車の床にヘナヘナと座り込んでしまった。
「大丈夫?さっき落ちた時怪我でもしたかな?」と男が声を掛ける。
駅員も様子を見に駆け寄ってきた。落ちた時にできた擦り傷をみた駅員が、
「事務室で手当てして休んでもらいましょうか?」
と提案したが、
「イヤ、この娘は知り合いなんで大丈夫ですよ。立てるかな?」
男はそうあさみに声を掛けて立たせると抱きかかえるように車外へ連れだした。
男とあさみはそのまま改札に向かいタクシーに乗った。
つづく