Deriving Story〜訪問〜-1
どうもこんにちは真弓です。
あれから数日経ちました、が
なんか前よりは親しくなりましたけど、恋人同士って感じがしないんですよねぇ。
しかし!ついに今日!!
おっとこれから先は読んでからのお楽しみだよ!
Deriving Story〜訪問〜
うぅ、緊張する
実は今日、学校帰りに義也くんの家に勉強を教えてもらいに行くんです!
・・・あ、もっとじらそうと思ってたのに、まぁいいや。
「そんなに緊張しなくてもいいよ」
「でもさぁ、彼氏の家に行くんだよ、もしお父さんとかお母さんとかに嫌われたりしたら」
あ、今、私『彼氏』って言ったよね?それに『お父さん』とか『お母さん』とか
・・・きゃっ、自分で言って赤くなっちゃった
「そんな心配するだけ無駄だよ」
むぅ、そんな事言われてもなぁ
「着いたよ」
え!もう!?
「ただいま」
「おじゃまします」
と私は意を決して踏み込んで行った
「おかえり」
いきなり父親登場!?今日は土曜日だからいてもおかしくないけどさぁ、いきなりはちょっと
「はじめまして」
「いらっしゃい」
良かった、優しそうな人だ、義也くんはお父さん似かな
お父さんはそのまま奥の部屋へと入っていった
「あら、いらっしゃい」
連続で今度は母親か!?
うわぁ、綺麗な人だなぁ
「母さんもいたんだ、ご飯食べてきたから」
「そう、琴美も食べてくるって連絡があったのよね」
ん、なにかお母さんの足元に小動物、じゃなくて小さな子供が・・・!!
カ、カ、カワユイ!
なにこの子!すんごいカワユイ!!
「ほらご挨拶して」
とお母さんに言われて足にしがみついていた子が前に出てきて
「こんにちは、ユウキです」
とお辞儀をした
やば、ギュってしたい
私は目の高さを同じにして
「はじめまして、ユウキちゃん」
って挨拶したら、頬をプゥって膨らまして
「ボク、男の子だからちゃんじゃないもん!」
だって!!
怒ってる姿もカワユイなぁ・・・ギュッ
・・・ハッ!つい無意識に抱きしめちゃった
「ゴメンね、ユウキくんがあまりにもカワいかったから」
「べつにいいよ」
ツンツン、プニプニ
照れてるユウキくんもカワユイなぁ
「ありがとう」
「あの、ホッペタつつかないで」
ハッ!また無意識に!
「ゴメンね」
「べつにいいよ」
「ありがとう」
と言うとユウキくんはお父さんの方へ行ってしまった
すると義也くんが私にティッシュを差し出した
「なに?」
と聞くとため息を吐きながら
「よだれ」
・・・ハッ!
ううう、しまった油断した
お母さんも苦笑いしてるし
「とりあえずオレの部屋行こうか」
「う、うん」
第一印象は最悪ね