舞い斬る華 第九章 (完結)-6
静まり返る一同…。
「これで第一歩だろ!
とりあえず、1つ壊滅させたんだ、喜ぼうぜ?」
椿が皆に言い聞かせる
「そうだな」
他のチームの人間も少し笑顔が戻る。
「このチーム、これからも存続できるんだろ?
他の国にも広げていこうぜ?」
そして、まさかの署長の不祥事に自殺と、頭を抱え込んでいたお偉いさんに聞く。
「あ、ああ。
そうですね…」
「俺はもう、こんな半端には終われねぇよ」
「私も!」
そういって椿の手を握るシルディア。
ワシも、俺もと老師や他のチームの人間も集まってくる。
各国で開発された武器への恐怖
トップは潰しても末端の組織活動は続くであろう現状
この未来(さき)、より過酷な戦いが待っているだろう。
しかし、もう、二人は止まれないだろう。
その繋いだ手を離すことなく、どこまでも突き進んでいくことだろう。
ではまた…
いつか、二人が武勇伝をひきさげ皆様の前に現れるその時まで…
このお話は幕を閉じさせていただきます。
長い間の御愛読、まことにありがとうございました。
では
д=)ノシ シタッケ