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狂い咲く想いを揃えて
【調教 官能小説】

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狂い咲く想いを揃えて-5

「あまり男に慣れていないね。まだ肉が固い…」
濡れて汚れた中指を、私の唇に押しつける。
口を開けて、招き入れる。
なんでわかるのよ…?
SEXなんて痛いだけと思った。
今ので初めてイケた。
さすが女慣れしているのね、あんたは。
私の味を舐め回す。
指をしゃぶって甘噛む。
「はぁ…」
彼が喘いだ。
ぴくりと瞼と手を震わせて。
男でも感じるんだ?

頭が痺れ、股が震えて閉じれない。
そんな私をベッドに押し倒す。
彼が服を脱ぐ。
40代にしては引き締まっているのね。にくい。
アレもすごい…のかな?
気にしたことないけど。

肌に残った私の服を脱がす。
恥ずかしい。
あまり見ないで。
気になるところが、ますます気になる。

ふと彼のお腹に目がついた。私と同じ位置に盲腸の傷痕。
あはは。
あんたって面白い。
どこまで私とお揃いなの?

「ずっと夢に見ていた…」
何を?
「君を抱いて、君を犯したかった…」
どうしてできなかったの?
あんたになら、いつだって抱かれたのに。
「嫌われたくなかった…」
馬鹿ね。
そのマイナス思考、あんたの悪い癖よ。
ちょっとやそっとで壊れるような私じゃないわ。

安心させるように、けだるく腕を伸ばす。
「来て、私を好きにして」
彼が寄り添う。
「めちゃくちゃにして」
彼が中に入ってきた。
「うっ!……っ」
「…痛い?」
いたわるように彼が聞く。
久しぶりなのだ。
濡れているとは言え。
大丈夫だと思ったのに…。
挿入なんて痛いだけで、気持ちいいと思ったことはないけど。

好きだから繋がりたい。
だからSEXしてきた。
自分に無理をしてきた。
今までは。

でも今は、あんたに抱かれたい。
抱いてほしい。
でも、駄目なのかな…。

「イッたことないの…」
彼になら素直に言える。
何故か。いい年して恥ずかしいけど。
彼がふっと笑った。
嬉しそうに。

キスしてきた。
ちゅっと唇を軽く尖らせてついばむ。
「はっ…」
ん…物足りない。思わず口が開く。
彼の舌が滑り込んできた。
とろける。脳味噌まで。
とろとろと霞んで視界がぼやける。
好きだ、このキス…。
ふっと肩から力が抜ける。
凝った乳首を舐められた。
柔らかくなった乳輪ごと、きつく吸われる。
「はっ」
ああ、なんかいい。
きつい方がいい。
人差し指の爪で両乳首を扱かれた。
「あん、ああっ!」
細かい愛撫が余韻となって乳首を疼かせる。
熱が孕む。


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