恋心粋〜荒花〜-8
ゆらゆらと揺れている。
股が大きくつかえている。
胸をいじられている。
ちょっと寒い。
何だろうと目が覚めてみれば…
「!??」
茂った木立の中に満天の星空。背中には仁忍の体温。
馬上で揺られている??
「起きたか?」
「っ…何これ!?」
「ミニスカートの理由。ちょっとやってみたかったんだ」
スカートの裾をまくって、ノーパンでむき出しの花びらを探る。
「あんっ…」
前屈みにされて、ぬるっと、仁忍の牡が入ってきた。
「っ!!!…な、何するの…?」
気づけば、鞍にはバスタオルが敷かれている。
聞かなくても…。
「えっち。野外SEXならぬ馬上SEXかな?」
「!!!!!…ば、馬鹿じゃないの?」
すでに泣きそうだ。
何だって無謀なことをやりたがるの!?
ああ、でも仁忍のが入ってる。やだ…いっぱい…。
「ロケ中にな、馬に乗ってるとお前を思い出すんだ。ここでえっちしたらどんなんかな?って」
「怖いって!」
「怖い?へぇ〜、よかったな」にやりと意地悪く笑う。
「最低!悪魔!外道!変態!鬼畜生っ!!」
「ふん、ちょうどいい罰だ。ち○ぽの恨みだと思って覚悟しな」
とっさに今朝のことを思い出す。
「まだ根に持ってんのか!?しつこいな〜」
「当たり前だろ!?ち○ぽはな、男の命と同等に大事なもんだよ!それを…それを…2回もやりやがって、クソっ!!」
恨むように仁忍の腰が衝く。
「やぁっ!…駄目っ、怖い!」
「怖くないって。俺がいるから…」
弥花のウエストを抱き締めて、首筋にキスする。
「あんっ」
こんな時にさえも感じてしまう自分が恨めしい。
じんじんと、苛められすぎた肉芽が熱く熾る。
中でつかえている仁忍の塊が、どうしようもなく切ない。
「何だってタートルを着るんだ?」
「あんたがキスマークを付けたがるからだよ!」
「ふん、男のロマンに付き合え!」
「やぁぁっ…!!」
口の中へ弥花のショーツが押し込まれた。
鐙を蹴った仁忍が馬を走らす。
「っ…!ぅっ……!!」
馬の振動が、仁忍の突き上げを助ける。膣で一番弱いところにも容赦なく来た。
(…私を…毀す気かよっ!)
凄まじい肉悦が、弥花の中で狂おしく暴れまくる。 涙が滲んだ。
すすり泣きがもれる。
子宮を叩かれ、体中から力が抜けそう…。
バラバラになる…!
たてがみに縋りながら、花蕾がぎゅうぅぅと仁忍の牡にしがみつく。
「っ!んっっ!っ…!」
毀れる、壊れる、毀れるっ!
恐怖がやがて快楽を高めてゆく。
強ばった筒の中で、仁忍のカリが何度も何度も肉を引っ掻く。
「んぃっ…!」
むき出しの肌を嬲る風さえも鋭い愛撫になる。