School days 04-3
苦しい
熱い
…っ…欲しいよぉ…
柿沢の手が早まる。大きくなる音、呼吸。
「っああっ!はぁん!あっ」
嫌でも漏れる喘ぎ声。
お願い、もっと!
もっと激しく…っ!
ふ、と止まる手。柿沢が意地悪な笑みを浮かべてあたしを見下ろしていた。
「イきたいか?」
…悔しい。何でコイツなんか…
こんな優等生なんかにイかされなきゃいけないの
でも
体中が限界を告げてる
コイツのこと、求めてるよ…
黙って頷くあたし。
「言えよ?どーして欲しいんだ?」
唇を噛む。言わせる気なのか、コイツ…っ
「ほら?梨衣…」
耳に舌が這わされた。それだけで息があがる。陰部から愛液が溢れる…
「…入れて…下さい…」
「ん?何を?」
クスクスと笑う柿沢。
「柿沢の、…っあたしのに……お願い…」
「ホントはもっとちゃんと言って欲しいんだけどなー…」
ぐいとあたしのショーツがずり下ろされる。
「許してやる。そのかわり条件が二つ」
柿沢があたしに覆いかぶさった。
「1つ、これからもお前を抱かせろ。2つ、…SEXん時くらいは名前で呼べ。守れるか?」
何でも良かった。
早く入れて欲しくて後の事なんかどうでもよくて。
「何でもいいよぉっ!お願い、早く…っ」
柿沢が苦笑する。
「焦らし過ぎたかな?」
じゅぷ…っぐちゅぬちゅ
「ぁ…っ、ん、ふうっ」
柿沢がゆっくり腰を落とした。
…何、コレ?
おっきいよ…っ
細いくせに、反則だ…
あたしの中がキツキツになる。
「は、お前、遊んでるって噂になってる割には、結構な締め付けじゃねーか…」
「うるさい…早く動いてよっ」
はいはい、と柿沢が腰を引く。
ズンッッ!
「っん!!」
な、に…?
ジュグッ!
「ああっ!」
やだ、コイツ…
グジュッッ!
「はあんっ!!」
すっごく合う…!
あたしはこんなすぐに昇りつめるタイプじゃない。
どんなに愛撫を受けた後だって、暫くは我慢できるのに…
今日はもう…っ
「柿沢ぁっ、イくっ!イっちゃうよ!」
「…コラ」
柿沢が腰の動きを止めた。
「名前で呼べって言ったろ?名字で呼ばれると現実引き戻されんだよ」
『どーゆーコト?』そう聞く余裕なんて無い。
「分かった・から…はぁ、止めないで、名継っ」
切羽詰まった声。もどかしい。早く、早く…
「お前ホントエッチだな」
再び腰が動き出す。
甘い刺激。生まれる快感。あたしの本能を解き放つ…
「なつ…ぐ…っ、はぁん!気持ちい、もっとぉっ」
要求通り大きく動く腰。深々と貫かれる。
「あん、そうっ!」
体を反らせた瞬間、乳首をクリクリと指先で転がされた。
「や!あうっ…ん」
「や?嘘つけ、こんな喘いで」
乳首を弄んでいた指がそれを摘んだ。そのまま指を擦り合わせるように動かす柿沢。
「ふ…あ、だ・めぇ…」
「何が駄目だ?え?イきたいんだろ?ほら、イかしてやるよっ」
出し入れが激しくなる。
擦れるクリ×リス
摘まれたままの乳首
奥の奥まで突き上げられる子宮…
「やあっ!駄目、イくっ!名継ーーー!」
果てるあたし。キュウッと内部が締まる。
「…う…っ」
小さな声をあげて、柿沢は腰を引く。ドバッと溢れ出る白い液体。
良かった…
あたしだけかと思ってたけど、柿沢も気持ちよかったんじゃん…
肩で息をつきながらあたしは思った。これで悔しさは半減。
ゆっくり起き上がると服を整える。あー床拭かなきゃな…
「約束、守れよ…」
壁に寄り掛かる柿沢が言った。
「分かってるよ…」
コイツとのエッチがこんなに気持ちよくなければ、きっと前言撤回で悔しさは半減どころか倍増となるんだろう。
命拾いしたわね、柿沢。
あたしは窓の外に目を向ける。グランドのライトが眩しく輝いていた。
いつもみたく、体を合わせるだけの相手
その時あたしはそんな風に考えていた。
そんな風に安易に…