Second Lovestory〜2〜-2
――ニコッ
目があった瞬間、和也は私に笑いかけた。
あっ…
昔と変わらない笑顔。
なぜか私は少し安心して微笑み返していた。
みんながはしゃいで花火を楽しんでいる中、和也はタバコを吸うため1人少し離れた場所に歩いていった。
私はチャンスだと思い、和也の後ろに付いて行き横へ座った。
少しの間沈黙が続く…
――そして和也は私の顔を見て口を開いた。
「久しぶりだね」
『うん…』
『あのね、私和也に謝りたい事があるの…
あの時ごめんなさい、ちょっと言いすぎた。』
うつむいて私は言った。
「あぁ〜そんな気にしなくていいよ。美果が怒るのも仕方ないって。」
そして私の顔を覗き込むとニコッと笑ってこう続けた。
「もう暗くなるしやめよ?」
『うん!』
私も顔を上げ笑顔で答えた。
和也は立ち上がると私の髪をくしゃくしゃっと撫でて
「そろそろ戻るか」と笑う。
『もぉ〜っ』
そう言いながらも私は髪を直しながら笑っていた。
すでに
私たちは元の友達へと戻っていた。