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『恋愛詩集』
【悲恋 恋愛小説】

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『恋愛詩集』-1

『encount』


いつも楽しく話す君に


私はいつの間にか恋をしていて


気付いた時には


もう手を付けられなかった



死ぬ気で聞いたメールアドレス


何回も念をいれて保存して


消えないように紙にも書き留めた


何度も書き直すメールの本文


とりあえず話すきっかけを作りたくて


嫌われないようにと


何回も何回も見直した


でも

でも


目の前にある送信ボタン


親指一本で届く距離なのに


それが銀河の果てのような遠さに思えて


書いては消す 書いては消す


その繰り返し


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