?来世ポイント★-2
隣のテーブルを見てみよう
「700ポイント!頑張ったね、確かあんたゴキブリでポイント貯めまくってたもんね。で、どうする?」
「じゃあ人間で」
「最近人気なんだよね、数が増えちゃって増えちゃって。まあいいや、じゃあこちらに残った200ポイント振り分けて」
そういうと天使は紙を出した。
そこにはいろんな項目があった。
顔、性格、身長、運、知能、健康、富、家庭環境、おもしろさ、異性運、運動神経。
確か自分の好きなようにポイント振り分けられんだったな。
「うーん、とりあえず顔に50、性格にも50だな、いやまてよ運動神経あったほうがいいか」
いいな、あのポイントを振り分けてるときが楽しいんだよな。
俺は前回、顔と身長と富ばかりにポイント振り分け過ぎて運に1ポイントも入れてなかったっけな。だから交通事故なんかに遭うんだよ。今度はミスらないぜ。
「はい次」
俺の番だ
「あれあんた」
天使がなんか薄笑いを浮かべている なんだろうか
「新記録だよ、2ポイントってあんた」
天使が俺の肩(肩ないけど)をバンバン叩く。
「え?」
「いやあ、前回随分無駄遣いしたんだね。」
え、ちょ、待て、え?
「これはポイント無しのもんにしかなれないよ残念」
「ポイント無しって」
「はい、これリスト」
天使がリストを出してきやがった
「O‐157、ピロリ菌、歯を痛くするばい菌、鳥インフルエンザ・・・・わあ、まだまだたくさんあるーーー
って舐めてんのかテメエっ!!
なんだ鳥インフルエンザって?ウィルス系じゃねえかハゲ 生きものですらねえっつうの!
しかも歯を痛くするばい菌ってアバウトだなおい!」
「あっはっはっ、ウィルスはれっきとした生きものだよあんた」
「そういう問題じゃねえんだよハゲ、分裂しろってか?予防接種で死ねってか?せめて昆虫にしろってーーー!」
俺は天使に襲い掛かった。
「うお、こいつ狂暴だぞ!とっとと地上に送れ、なんでもいい、早く!」
俺の体が青白い光に包まれた
「いやーーー」
「それで、何にしたんだ?」
「うん、とりあえず最近人気の
ノロウィルスに」
THE END