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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み 〜Obstacle Girl〜-3

「はあうっ、あはああっ……!りゅう……もっ……駄目え……!」
艶めいた声が美弥の限界を知らせるが、龍之介は止まらない。
いや、止まれない。
感じ悶える美弥が愛し過ぎて、愛撫を止めたくないのである。
「っくううっ……!あ、あ、っあああああーーーッッ!!」
一際高く叫んだ美弥が、絶頂を迎えた。
美弥が感じ切っている事を示すように、溢れた蜜がベッドシーツに染みを作っている。
今もなお、淫水はとろとろと際限なく溢れ出て来ていた。
「りゅ……すけ……」
半失神状態に陥っていた美弥が、恋人の名を呼ぶ。
「ん?」
龍之介は、ぐったりしている美弥の体を優しく抱き締めた。
「最後、まで……して、いいよ?」
美弥は手を伸ばし、ズボンの下から存在を主張する龍之介の剛棒を優しく包み込む。
「こんなに、なってるもん……」
「美弥……」
既に限界ぎりぎりまで我慢していた龍之介はその言葉に堪らなくなって、行動を起こした。
穿いているトランクスごとズボンを脱ぎ、仕切りを被せるのももどかしく、指二本であらかじめ広げておいた秘部を一思いに貫く。
「くぁうっ……!」
いきなり胎内を広げられ、美弥は悲鳴に近い声を上げた。
いつもは美弥の体を気遣って、もう少し丁寧に広げてから繋がるのだが……それくらい、龍之介も興奮しているのである。
それが愛する人と肌を合わせている事から発する喜びのせいなのか、クリスマスイヴという特別な意味を持つ夜のせいなのか、はたまたその両方が醸し出す相乗効果のせいなのかは、龍之介には判別がつかなかったが。
いずれにせよ今確実に言えるのは、腕の中で鳴いている伊藤美弥という存在へ自分も驚きたくなる程に愛情を注ぎ込み、それでもなお足りないと感じているという事だ。
「美弥……愛してる」
美弥を甘く蕩かしながら、龍之介は囁く。
「も……好きじゃない。愛してるんだ」
身も心も甘く蕩かされた美弥は、龍之介の囁きを最初聞き逃した。
「愛してるんだ、美弥……」
「……?」
目を閉じて快楽を貧っていた美弥は、うっすらと目を開ける。
その途端、自分を覗き込む龍之介の切ない眼差しを見てしまった。
「りゅ……うの……」

きゅっ……

早い鼓動を刻んでいた心臓が、締め付けられる。
龍之介は、優しく唇を重ねた。
「んっ……」

ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……

唇が重なる度、肌が触れ合う度に、龍之介の想いが痛い程に流れ込んで来る。
美弥の目尻から、ぽろぽろと涙がこぼれた。
「愛してる……美弥」
自分を覗き込む龍之介の瞳に、不安の色が宿る。
自分でも止まらない想いを吐露した事で、美弥に重荷を背負わせているのではないかと。
「龍之介……私、も……愛してるよ……」
美弥は、龍之介にしがみついた。
「龍之介が私を必要としてくれる限り……傍にいて、愛するよ……だから、安心して。不安に、ならないで……」
「美弥……ありが、とう……」
龍之介はきつく……きつく美弥を抱き締める。
「い、痛いよ……龍之介……」
「あ……ごめん」
痛がる美弥を開放し、龍之介は中断していた交わりを再開した。
「もっと気持ち良くしてくれたら、痛くされた事忘れてあげる」
龍之介の抽送に合わせて自らも腰を動かしながら、美弥は言う。
「うん……頑張るよ」

ぐちゅうっ

「はァんッ……!」
龍之介が能動的に腰を動かし始めると、美弥は高い声を出して応えた。
「ああっ……龍之介えっ!」
胎内を撹拌され、美弥は龍之介にしがみつく。
「いいっ……いいよっ……気持ち、いいっ!!」
カリがGスポットに引っ掛かるような形になり、何度も擦られて美弥はどうしようもなく乱れてしまった。
「あああっ……熱いのっ!龍之介、熱いのぉっ!!」
ガツガツと腰をぶつけられ、子宮を突かれた美弥は、一足先に絶頂を迎える。
「はぁ、あああ……や、龍之介!?」
波を乗り切った龍之介は、美弥が呼吸を落ち着ける隙を与えなかった。
余韻に浸る間もなく、美弥は激しく鳴かされる。


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