今が楽しけりゃ、その1
〜これでいいのか?〜-2
次にキャラ選び
俺のキャラの特徴は
丸くて、ふわふわ空飛んで、相手の能力コピーできて…あぁ、それから丸いな。そんな丸いやつ。
要するに干し芋のカビだ。
直人は…
おい!初っ端から超能力少年を選ぶんじゃねぇ!
まずは準備運動だろがっ!
てことでハードゲイを選ばせた。
二人でやるからコンピュータも二匹だけど…
そうだな、虐めがいのあるキツネと発電ネズミでいっか。一応レベルマックス。
ステージは干し芋の出身地。
戦闘開始…!
「取りあえずそこのハードゲイ、コピーさせてくれ」
「遠慮するな。一思いに消化してくれ。」
近づいて、吸い込む仕種。するとハードゲイ、華麗に後ろに回り込んで
「ファル○ン・パ〜ンチ!」
0%でもそこそこ吹っ飛ぶ丸いやつ。
ついでにキツネに蹴り返される。
憐れピンボール状態。
そういや、ゲーム・○ーイでそんなゲームもあったな…。
そんな事を考えているうちにあっという間に蹴り上げられ、干し芋のカビは本当の星にされてしまった。
復讐心を燃やしながら、
「ハードゲイ…コピーさせて…くれないかな〜…?」
「バッチコ〜イ」
ドグサレが…笑ってやがる…。
点滅中に素早く近付き食す。ハードゲイが悪あがきでジャンプしかけていたようだが気にしない。
直人の舌打ちが聞こえてきても気にしない。
ドロドロの復讐劇が幕を開ける。
が、しばらくして
「なあ?組まないか?」
「そうだな。うざいのから消してくか。」
何故組むくせにチームバトルにしないか?そりゃあ、最後はガチバトルを二人でするからですよ。それ以外に理由なんてありませんよ〜。
キツネと発電ネズミにターゲットを絞る。
「俺ネズミがいい。」
「じゃキツネの相手か。」
じゃれあう二匹を鉄拳と飛び蹴りで引き裂く。
動物狩りが始まった…。
ハードゲイは実にやり方がむごい…
さっさと終わしたいもんだから飛ばしては端っこで待機して
蹴る→戻ってくる→また蹴る→なんとか戻ってくる→それでも蹴る→力尽きる
やり方が気に入らない。
そんな俺は飛びやすいネズミですら250%辺りまでためて、悲鳴が聞くに耐えなくなってきたら、フィニる。
多分向こうも同じ事を思ってるはず…。
ハードゲイがキツネに飛ばされた。
アピール中のキツネを軽く捻る。
ハードゲイの体力を見ると150付近…頃合いだな…
十分生きた方だ。
俺は高齢のハードゲイにトドメを刺し若く生まれ変わるチャンスを与えた。
チームプレーではできない気遣いだ。