宿命-2
「ひゃあぁぁんッ」
女のまだヒクつく陰部に、深く深く自分を沈めた。
「ひッ…大きッ…」
女はヨダレを溢しながらあえぐ。
「あッんんッひッ…」
悲鳴にも似た女のあえぎ声。
「はッはぁんッ…あぁッ」
俺が腰を動かせば動かすほど、女の声は大きくなる。
「雅ッ人…」
「ん?」
「おっぱい…」
「何?」
「あたしのおっぱいいじってぇ…」
女はEカップほどの胸を両手で寄せた。
「どうして欲しいの?」
「あんっ…やぁんッ…吸って…」
腰を振るのを止め、俺は女の胸をわしづかみにする。
「あんッ…」
クニュクチュと揉むと、女の胸は重量に負けたかのように張りがなくなった。
「ッ!!」
ちくびをピンッと弾く。
女もビクッと震えた。
「…あッ」
ちくびを舌でなぞる。固くなってきた。
「ちくび、たってるよ?」
「やぁんッ…もっとぉもっと舐めて…」
「いいけど…体位変えるよ。」
俺は女をベッドから起こし、向かいあって俺の足の上に座らせた。
「動いて」
「あ…たしが?」
「そう。首に手、回せばちくび舐められるけど?」
「あぁ…わかった」
俺は女の胸を揉んでやった。
女はあえぎながら、腰をうごかす。
「はぁんッ…こんなにイイのッ初めてッ」
俺は手を離した。
胸が上下に激しく動いていた。
「すご…」
「あっ…雅人ッ」
女が俺を自分の胸に押し付ける。女のびんびんに立ったちくびが俺の目の前にあり、俺はソレを強く噛んだ。
「あぁぁぁ〜…!!!!」
女は腰を振るスピードを加速させていき、プシュ-っと潮を吹いて失神した。
「潮吹き初めて見た…。」
俺は苦笑して、ティッシュでおしっことも愛液とも違うものを拭き取る。
「悪いけど、俺イってないし、満足なんてしてないよ?」
俺はズンッとまた女の子宮をつきたてた。
潮吹きしてすぐの陰部は細かく痙攣し、ぐにゃぐにゃとその形を変える。
「俺を満足させてくれるんだよね?」
答えない女に、もう一度確認して、自分の感じがままに腰を動かした。
「…ッ」
気絶しているはずの女がビクリと跳ねるのと同時に、俺も女の中に快感の印を出した。
―ガチャ
シャワーを浴びてバスルームから出てくると、女はイったままの格好で横たわっていた。
「そんなによかったんだ…」
俺は女の首筋をつぅっとなぞる。
「16歳にイかされたんだよ…?羞恥心しかないよね…」
クスクス笑って、俺は女の柔らかい首に歯をつきたてた。
「…ッ」
少し女がうめいた気がしたけど、構わず血をすいだす。
「…ご馳走さま。」
お腹一杯に血を吸った俺は、女にみむきもせずホテルの部屋を出た。
「…。」
俺はこの瞬間が一番嫌いだ。ホテルを出た瞬間の虚しさと、口内に残る血の味。
俺が一人ぼっちだって、思い知らされる。
「また一人か…」
かれこれ一週間家に帰ってない。帰りたくない。帰っても、兄貴に殴られるだけだしね。
「…4時か。」
始発がそろそろ出るだろう。
―ぐぅ〜
「あ。」
血は吸っても腹は減る。
人間にも、吸血鬼にもなりきれない、この無様な体に嫌気がさす。
「金ねぇし…たまには家に帰るか。」
胸くそ悪いが、行く所も金もないし、仕方ない。
今から帰れば、兄貴が学校に行く時間にぶつかることはないだろう。
片道チケットを握り締めて、俺は電車に乗り込んだ。