刃に心《第13話・サイレントキラー〜無音の殺し屋》-10
「何?二人の間には何があったの?」
「チクショー!こうなったら踊ってやる!サーカスのPierrotの如く舞い踊ってやるぅ!」
「何ッ?何があったのッ?」
「……ごちそうさまでした…」
「「早ッ!!」」
皆の中に様々な謎を残して刃梛枷は席を立とうとした
「刃梛枷」
それを疾風が呼び止める。この前の病室でのように。ただ、呼び方は名字から名前に変わっていた。
「明日も一緒に食べない?」
「……いい…」
刃梛枷は小さく言った。
「それは肯定?それとも否定?」
疾風が問い掛ける。刃梛枷の口が動いた。
「……肯定…」
続く…