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俺と俺様な彼女
【コメディ 恋愛小説】

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俺と俺様な彼女 〜9〜-4

「入るわよ、数馬。」
「・・・どうぞ。」 がちゃっ
「・・・震えてるけど大丈夫?」
「・・・吐きそうです。」
「・・・」
「ひっ!?」
「何よ?」
「い、いえ。」 射程距離に入った。
「これ、アイスとりんご。」
「・・・ありがとうございます。」
「食べるわよね?」
「い、いえ、今は」
「食べるわよね?アイス。」
「・・・いただきます。」
「じゃあ、はい。」
「へ?」
「あ〜ん。」
「・・・」
「口開けなさいよ。」
「んん。」
「おいしい?」
「はい。」
「あ〜ん。」
「んん。」
「・・・ごめんね。」
「はい?」
「風邪うつしちゃって。」
「い、いえ、そんな。」
「心配しなくても私待つから。」
「何をですか?」
「数馬の風邪が治るの。」
「・・・なんのために?」
「数馬を滅殺するために。」
「ひっ!?」
「外科か内科、迷うといけないもんね。」
『がたがたがた』
「はい、あ〜ん。」
『がたがたがた』
「ふふ、冗談よ。」
「ほ、ほんとですか?」
「さあ?」
ど、どっちだーーー!?
「ふふ。はい、あ〜ん。」
「いやぁぁーーー!!」
「そうだ。ねぇ、数馬、口移しで食べさせてあげよっか?」
「いやぁぁーーー!!」
誰か助けてぇーー!!


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