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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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高崎龍之介の悩み 〜初恋〜-1

その日はあいにくと、小雨がしとしと降っていた。
「さ、どうぞ上がって」
「お、お邪魔します……」
緊張した声で、囁くように美弥は言う。
ごく平均的な二階建ての住宅に、少し余裕のある庭。
それが、高崎家だった。
先日龍之介が明言した通り、家の中に人の気配はない。
「一人暮しって言うから、アパートか何かに住んでるんだと思ってた……」
美弥の言葉に、龍之介は微笑む。
「父は九州の方に赴任して、母はそれに付いていってる。兄さんとは生活時間帯がほぼ違うから、一人暮しみたいなものだよ」
「ふうん……」
「で、どうする?」
「えっ、な、ナニをっ!?」
妙に意識してしまっている美弥は、その問いに素っ頓狂な声を出してしまう。
案の定、龍之介は吹き出した。
「いや、お昼近いから早めに昼ご飯でも……って思ったんだけど……美弥は、こっちの方が良かった?」
龍之介は美弥の背後に回り込み、耳へ息を吹き掛ける。
「ひゃっ」
それだけで美弥は足の力が抜け、床に座り込んでしまった。
「ね、教えて?こっちの方が良かった?」
龍之介は、ちゅっと音を立てて首にキスをして来る。
「や、あ……」
ふるふると首を振る美弥。
「ほら、答えないとしちゃうよ?」
クリアなテノールの声をわざと低めて、龍之介は囁いた。
囁きながら、唇で耳をついばんで味わう。
「し……たい……龍之介と……したかった……」
龍之介は、美弥をぎゅっと抱き締めた。
「美弥……」
本当に……可愛い。
「僕もずっと、したかったよ……」


二人は龍之介の部屋に移動し、ベッドへ横になる。
先日程には欲望が暴走していないので、龍之介は比較的余裕があった。
美弥を抱きたいという欲望は無論あるが、まだ美弥を前戯だけで泣き悶えさせたいと思う程に興奮している訳でもないので、まずは裸の美弥を優しく抱き締める。
「う……」
下腹部に当たる龍之介の肉棒に、美弥は呻いた。
まだ充血していない平常時でも、それはやっぱり立派である。

きゅ……

「うわっ」
美弥が手を伸ばして肉柱に触れて来たので、龍之介は思わず声を出した。
「み、美弥?」
「……やっぱり面白い」
美弥の物言いに、龍之介は苦笑する。
少年は抱擁を解き、ベッドの上に胡座をかいた。
「触りたいなら好きなように触ってみて」
「え?」
「触るのが面白いんでしょ?痛かったら言うから、好きなように触ってみて」
「……」
美弥はこくんと喉を鳴らし……好奇心に負けて、龍之介の肉棒に触れる。
「わっ」
触れた途端にぴくりと震えられ、美弥はぎょっとした。
まだうなだれている肉棒の棹部分を、軽くしごいてみる。
「っ……」
肉柱がむくむくと、頭をもたげ始めた。
「……感じる?」
ずる剥けの亀頭を優しくさすりながら、興味津々で美弥は尋ねる。
「そりゃ……ね。あっ、そこ……!」
龍之介の体が、飛び跳ねた。
「あ、ここ?」
尿道口から、とろりと先走りが出始める。
溢れ始めた露を、美弥は顔を近付けて舐めてみた。
何とも言えない淫靡な味が、口中に広がる。
肉柱はぴくぴくと震え、さらに露をこぼし始めた。
臨戦体勢の整った龍之介の肉棒に、美弥はキスをする。
「くっ……」
柔らかな唇の感触に、龍之介は呻いた。
「み、美弥……」
「龍之介……凄いたくさん出て来たんだけど」
面白がって美弥は亀頭を優しく撫で、吸い立てる。
「あっ、ち、ちょっと、それは……!」
びくびくと、龍之介の腰が痙攣した。
「感じてるんだ、龍之介……」
「美弥……お尻、こっちに向けて」
「え?」
「攻められてばかりじゃ男がすたるよ」
龍之介は胡座をかいた姿勢を崩し、仰向けになる。
美弥はその上に覆いかぶさり、言われるままにお尻を龍之介の前に差し出した。
龍之介の手が、腰をがっしりと掴む。
美弥が、逃げないように。

れるっ

「っふひゃあっ!?」
龍之介の舌が秘部に這い始めて、美弥はのけ反った。
「や、やだ龍之介!?」
龍之介は淫唇を舌で割り開き、内部に刻まれた襞を丁寧に舐め回す。


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