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俺と俺様な彼女
【コメディ 恋愛小説】

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俺と俺様な彼女 〜8〜-3

「すいませ〜ん、台所使わせてもらいます。」
「ええ、どうぞ。」
「俺らもなんか手伝おうか?」
「いいわよ、別に。」
「先に上に上がっててください。」
「そう?じゃあお言葉に甘えて。行くか、憲一。」
「ああ。」


「お前の部屋も久しぶりだな〜。」
「そういや最近来て無かったよな。」
「つってもあんまり変わってねえな。」
「まあな。」
「エロ本はちゃんと隠したか?」
「余計なお世話だ。」 昨日ちゃんと隠したよ。
「わはは、まあ、なんにしてもこうやってクリスマスパーティーができてよかったな。」
「あん?どういうことだ?」
「実はさ、結衣がこの話したのお前と先輩が喧嘩する前なんだよ。」
「ああ、そういうことか。」
「良かったな。」
「ああ、お前と結衣には迷惑かけたな。」
「本当だよ。結衣なんざ、お前に綺麗とか言われてトラウマ気味になってたぞ。」
「そんなこと言ったのか、俺!?」
「なんだ?覚えてないのか?」
「まったく身に覚えが無い。」
「お前が落ち込んでるときに結衣が話しかけてそん時に言ったんだよ。」
「マジかよ・・・。」
「わはは、気にすんな。終わったことだ。」
「・・・まあいいや。料理できるまでゲームでもすっぞ。」
「う〜し、負けねえからな。」
「俺に勝とうなんざ百年はやいわ。」


「おまちどぉ〜、できたよ〜。」
「おう、よし、行くか。」

「うぉ、すげえ!!」
「おいおい、これはすげえな。」
「じゃあ、食べましょうか。」
「「「「「いただきます」」」」」

「先輩はどれ作ったんですか?」
「これよ。」
「じゃあさっそく。」・・・ごふっ!!
「か、辛っ、辛っ!!」
「おい、どうした!?」
「み、水!!」
「はい。」
「ごくごく、ぷはぁ。なんなんすか!?これは!!おらぁ、結衣。爆笑してんじゃねぇ!!」
「あはは、見事に引っかかりましたね、先輩。」
「ごめんなさい、一応止めたんだけど。」
「いいのよ、八重ちゃん。デリカシーのない男には当然の報いよ。」
「お前何したんだ?」
「なんか玄関で先輩に失礼なこと言ったらしいのよ。」
にしてもあんまりだ。もはや毒薬だよ、これ。
「今数馬が食べたの以外は大丈夫だから安心して食べてね、憲一君。」
「はぁ。」数馬、やっぱあのまま別れてたほうが良かったんじゃねーか?


「ぷはぁー、食べた食べた。」
「ご馳走様〜。」
「はい、ケーキよ。」
「これも手作りっすか?」
「そうよ、八重ちゃんがほとんど作ったの。」
「えへへ〜。」
「うん、うまい。先輩のとは大違いだ。」
「死にたいようね。」
「すいません。」 これぐらい言ってもいいじゃないか。


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