fantasy ability・7‐始まりを知らせる“鐘の音”‐-3
「‥‥凰輝?いつまで寝てる気かしら?直ぐに、終わらせるわよ!いいわね?」
と、凰輝が立ち上がる。
「ふぅ。‥‥さてと、手加減はそろそろ終わりにして、本気でやるか!」
その直後、凰輝の髪の色が変わり始める!そう、凰輝は本気を出していなかったのだ。
敵全体が動揺し始める。‥‥なんと、神城家全員の髪の色が変わり始めた!
「お父様?家は壊さないでよ?」
「光こそな!」
「はいはい。皆、本気でやらないと、ご飯無しよ!」
「‥‥母さん‥‥」
「何、誠慈?」
「いえ‥何でもないです。」
「そう?まぁ、いいわ。‥‥いくわよ、皆!」
神城家全員でそれぞれの方向の敵に突っ込んでいく!もちろん、司義莉もだ。
‐一方、その頃‐
「ふふ♪来たわね?」
「皇!?」
織音は女性の後ろで、魔法陣に貼り付けられていた。
「今、助けてやる!」
「ふふふ♪カッコいいわね♪」
「うるさい!‥‥いくぜ!」
皇希は瞬時に双剣を出す!そして、女性へと走り出した!が、
「‥‥甘いわよ♪♪」
「‥‥!?しまった!」
皇希は瞬時に一歩退くが、その直後、地面に魔法陣が浮かび上がった!
「ふふふ、遅かったわね♪この魔法陣はね、周りから攻撃されない為に張ったの♪それに、貴方が逃げない為にもね♪」
皇希はもう入ってしまったのである。すると、女性が喋る。
「一応、自己紹介しとくわ♪意味無いけどね♪私は“カオス”様の四天王、幽魔 那奈夜(ゆうま ななよ)よ♪」
「‥‥お前が四天王か?」
「何よ?文句あるの?」
那奈夜は少し怒る。すると、皇希は喋る。
「いや、弱いからさ!‥‥神聖たる炎の光よ!混沌たる炎の闇よ!はじけて混ざれ!ディープ・ヘル・メルトダウン!!」
「えっ!?」
〈ボッ!‥‥バチバチバチ!‥ボオオォォ!〉
「?!きゃああぁぁ!」
皇希は一瞬にして言った。その直後、凄い勢いの火が、那奈夜を襲う!
それを那奈夜は反応も間に合ってないのに動く事すら出来なかった!結果、体に火を纏う事になった。