ヴァンパイアプリンス3-4
「…大きい」
いつもはそんな事を言わない月下が、目を潤ませて言った。
そんな光景に宏樹が恥ずかしくなった。
「えッ…!?」
月下は躊躇いもせず、宏樹の物を口に含んだ。
―チロチロ
「ゎッ…」
月下は繊細な舌使いで宏樹を攻める。
「あッ…月下…ッ」
宏樹は月下に先端を舐められただけで、鳥肌全開だった。
月下は舌を割れ目部分に這わせる。
「…ぁッ…くッ」
宏樹は月下の口で果てないように、必死で欲望を押さえる。
そんな宏樹の心遣いを知ってか、知らずか…月下は舌を使いながら、宏樹の根元に指を這わせた。
「んッ…月下ッ!もッ」
「もう…ダメ?」
月下は宏樹が絶頂に近いことを悟ると、自分の服を脱ぎ始めた。
そして、ショーツを脱ぎ、宏樹の上にまたがる。
「…ウマくいかないかもしれない…ょ?」
月下はそう言って、宏樹にゴムを付けた。
「よし…。」
そして月下は、淫らに腰を動かして宏樹を沈める。
「ふぁッん…」
初めての体位に、月下は普段よりも宏樹を締め付けた。
「くッ…月下ッ…もっと前後に腰を…」
宏樹は月下の動きに合わせて、腰を動かす。
「あぁッ…ひゃんッ」
月下も宏樹に言われた通りに、腰を動かした。
「そう…それでイイッ」
初めて見る月下の淫らな姿に、宏樹の物は更に大きくなる。
「ぁッんんッ…宏樹!大きくなってるッ」
「月下ッ…がエロぃからッ」
月下は宏樹を根元から飲み込んだ。
「…。」
「月下?」
月下は動かない。
「どうした?」
「あッ…の…」
月下は宏樹をしっかりとくわえながら言った。
「…腰抜けた…みたぃ」
「…マジ!?」
月下は恥ずかしそうに、顔を手で隠した。
「…もう、しょうがないなッ」
そう言って宏樹は、月下をベッドに沈める。
「じゃあ、今度は俺の出番だねッ」
「…ゴメン…」
宏樹はゆっくりと動き始める。
「本当は淫らに腰を振る月下をもっと見てたいけどッ…俺も限界みたぃだしッ」
「あッぁぁんッ」
宏樹は月下のGスポを確実に突く。
月下の喘ぎ声が艶を増す度に、膣がきゅうっと締め付けられ、宏樹も快感を得る。
月下はシーツを掴んで、イキそうになるのを堪えていた。
「そんなに我慢しなくても…イイのに…」
宏樹は腰を動かしながら、シーツを掴む手をとり、キスを落とした。
「宏樹ィ…もッ」
「わかってるょ…一緒にイこう。」
宏樹は月下をひざまづかせた。いわゆるバック状態だ。
宏樹が月下に覆いかぶさる。
「いくよ…」
「ひゃぁぁあッ!ダメッ」
宏樹は激しく腰を振る。
「な…んで?」
「気持ちッ良すぎッ…だッけどッぁあッ」
月下はシーツをぎゅッと掴む。
「何…月下ッ」
「んッ…顔がッ見えないょッ…。お願いッ顔見せてッ…」
宏樹は少し驚いたが、
「しょうがないな…」
と微笑んて、月下の向きを正常位に戻した。
「…やっぱりこっちの方がイイ…」
月下はうっすら汗をかいて顔で、微笑んだ。宏樹も微笑み、月下にキスを落とす。
「もう…イキましょう」
「ハイ。」
そう言って、宏樹は更に激しく腰を動かした。
「ひゃッぁん…!」
「ぁあッ…!!」
宏樹が腰を動かすにつれ、月下の膣は自由自在に変化する。
「ぁッ!宏樹ッ」
「くッ…」
月下は宏樹の背中に腕をまわす。
「あッもぉッ…」
「んッ!俺もッ…」
「ッ!!」
月下は甲高い声を上げて、果てた。
「くッ」
宏樹も月下がイってすぐ、月下の中で果てる。
宏樹の体が月下の横に倒れこんだ。
荒い息遣いだけが部屋に響く。